4Kテレビとは?基礎知識を解説!チューナーについても

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藤堂泰寛

元IT管理部

サーバーやパソコンに関する技術や知識に触れてきました。
パソコン周辺機器にはわかりにくい用語や勘違いしやすい項目が多いですが、それをわかりやすく発信していきたいと思っています。
    テレビ

    登場した当時は数十万の高級家電だった4Kテレビですが、2018年では大手国内メーカーの4Kテレビでも10万円を切る製品も出てきています。
    大手メーカー以外ともなると、5万円台50型の4Kテレビがあるほど。

    2018年12月にはじまる「新4K8K衛星放送」によってBSとCSの一部では4K放送が始まり、さらに2020年には東京オリンピックが控えているなど、映像の話題は事欠きません。
    液晶テレビの寿命は平均で10年と言われており、地上デジタル放送が始まった時期に液晶テレビを購入した方にとっては、テレビの買い替えの時期とも言えます。

    しかし4Kテレビは、知識がまったくない状態で購入するのは危険な家電の1つ。
    最も身近な家電の1つであるテレビですが、現在はしっかりした基礎知識がなければ4K映像を見ることもできない状況です。
    本記事ではそんな4Kテレビ購入に必要な基礎知識を網羅しているので、本記事を読めば4Kテレビ購入にありがちな失敗を避けることができますよ。

    4Kテレビとは?

    テレビ 映像

    まずは4Kという言葉について説明しましょう。
    4KのKは、1000倍の意味を表す単位です。

    4Kは4の1000倍ですから4000を意味し、4Kテレビの横側の「解像度」を示したものです。

    テレビの画面というのは、「画素」と呼ばれる小さな粒をいくつも密集させ、この粒の色を変えることで1枚の大きな映像を作っています。
    この画素が多ければ多いほど、より細かい色の描写が可能になるため、高精細な映像を作ることができるのです。

    解像度とは、この画素の数。
    4Kテレビの解像度は横3840×縦2160ですので、およそ800万個の画素がテレビの画面に密集していることになります。

    ちなみに4Kテレビが登場する前の最高画質であった2Kテレビの解像度は横が約2000で縦が約1000ですから、画素の数はおよそ200万個。
    つまり2Kテレビに比べると、4Kテレビの画素数はおよそ4倍です。

    名称4Kテレビ2Kテレビ
    画素約800万約200万

    言い換えれば4倍の表現力を持っているともいえるため、映像性能は2Kテレビを遥かに凌駕しています。
    特に差が顕著になるのは大型テレビで、大きさが50型を超えてくると、一目で4Kテレビの映像の美しさが確認できるほどです。

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    テレビだけでは4K映像は見られない?

    テレビ

    この項では、4Kテレビで非常に勘違いが多い点について説明します。
    晴れて4Kテレビを入手しても、4K映像を見ることができないことがあるのです。

    それは、4Kテレビに映し出す映像ソースも4K映像に対応している必要があるという点。
    例えばフルHD(2K)画質のビデオカメラなどで撮影した映像ソースを4Kテレビで写しても、映像は4Kでは表示されません。
    映像ソースと同じ2K映像として表示されます。

    つまり4Kテレビでの画質は、映像ソースの画質に左右されるということです。
    そしてここで困るのが、テレビ番組。

    テレビという家電の主要な目的の1つは、テレビ番組を見ることですよね。
    最もポピュラーなテレビ番組は地上デジタル放送ですが、実をいうと地上デジタル放送の解像度は1440×1080しかありません。

    2Kですら解像度は1920×1080であるため、地上デジタル放送はフルHDの画質にすら到達していないのです。
    4Kテレビを購入する方のなかには、4Kの高画質でテレビ番組を見たいという方も多いでしょう。

    しかし現在では、地上デジタル放送を4K画質で見ることはできません。
    BSやCSなどの衛星放送のなかでも、4K画質に対応しているのは「スカパー!4K」のみです。

    ただし2018年12月からは、「新4K8K衛星放送」によってBSとCS放送の一部で4K放送がはじまります。
    地上デジタル放送の4K放送は今だ未定であるため、2020年の東京オリンピックはBSやCS経由での4K映像を楽しむことができるでしょう。

    4Kテレビ同士の映像の違いはどこ?

    テレビ

    4Kテレビの魅力はきれいな映像です。
    きれいな映像を楽しみたいために購入するのですから、どうせなら映像にこだわりたいという方も多いでしょう。
    ここでは、映像に大きな違いが出る2つの技術に目を向けてみます。

    HDRとは?

    テレビ

    HDRは「High Dynamic Range」の略で、テレビの明るさの表現をより豊かにするための技術です。
    テレビの画質といえばよく言われるのが解像度ですが、実をいうとテレビの画質には下表の5つの要素があります。

    項目内容
    解像度テレビ画面の画素の数。
    ビット深度画素が表示できる色の数を指しており、多いほどに滑らかなグラデーションを形成できます。
    フレームレート1秒間に何枚の映像を表示できるかを表す指標です。
    テレビは1秒間に数十枚の映像を連続して表示することで、ユーザーに絵が動いていると錯覚させているのですが、表示できる枚数が多いほど映像は滑らかに動いて見えます。
    色域画面の色の表現力を表す指標です。この値が高いほど、より豊かな色彩の映像を作り出すことができます。
    輝度画面の明るさの表現力を表す指標です。

    上表のように、解像度というのは映像の画質を決める一要素に過ぎません。
    明るさの表現力を表す輝度も、解像度と並ぶ重要な項目なのです。

    これまでのテレビでは輝度の表現力が弱かったため、真っ暗な夜空や真昼の太陽光などの表現が難しく、日陰などは真っ黒に塗りつぶされてしまうことも多くありました。
    その影響があり、液晶テレビで風景などの自然映像を見ると、どこか違和感があるギラギラした「機械的な映像」に見えることがあります。

    HDRはこの輝度の表現力をより豊かにする技術であるため、HDRが搭載された4Kテレビでは、風景などの自然の景色やより自然に表現できるようになります。

    有機ELとは?

    テレビ 映像 コンテンツ

    有機ELとは、「有機エレクトロ・ルミネッセンス(OrganicElectro-Luminescence)」の略で、主にディスプレイ(画面)に用いられる技術です。
    最近何かと話題になる有機ELディスプレイは、現在では多くのスマートフォンに搭載されています。

    そして近年、有機ELディスプレイを搭載した有機ELテレビも市場に姿を現してきました。
    有機ELテレビの魅力を一言でいえば、「映像がきれい」なことです。
    その画質は、解像度が同じ4K液晶テレビと一目比較しただけで画質の違いがわかるほど。

    また有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイに比べて本体サイズが薄いという特徴があります。
    有機ELディスプレイはその厚さが数mm程度しかないため、有機ELテレビは薄くシャープにデザインされており、設置スペースにもそれほど困ることがありません。
    手のひらサイズのスマートフォンに多く採用されているのも、この本体サイズの薄さが大きな理由となっています。

    省エネ性能に関しても、液晶テレビより優れている点も見逃せません。
    液晶テレビの画面には液晶が張り巡らされており、後ろからバックライトによる光を当てることで映像を作り出しています。
    よって、バックライトによる電力がどうしても必要になります。

    有機ELテレビの画面には有機EL素子という物体が張り巡らされているのですが、この素子はバックライトより遥かに少ない電力で発光することができるため、液晶テレビに比べて消費電力が少ないのです。
    映像がきれいで消費電力も少なく、設置スペースも取らないという三拍子が揃った、まさに次世代テレビというのに相応しい性能を持っています。

    実をいうと有機EL自体は新しいものではなく、技術自体はアメリカのイーストマンコダック社が1987年に発見したもの。
    この技術に目をつけ、今日で最もきれいなディスプレイへと昇格させたのは韓国のメーカーである「LG」です。
    現在ではLGが有機ELディスプレイの製造を一手に担っており、各テレビメーカーに販売するという形となっています。

    ここまで有機ELテレビのメリットばかり述べてきましたが、当然デメリットも存在します。
    それは、価格が高い点です。

    しかしこれからの大型テレビは液晶テレビに変わって、有機ELテレビが主流となっていくでしょう。
    特に2018年は多くの大手国内メーカーが新作の有機ELテレビを発売しており、「フラッグシップモデル(最も高級なモデル)は有機ELテレビ」と明確にしています。

    過去の液晶テレビもそうであったように、フラッグシップモデルに採用された有機ELテレビはこれから廉価版モデルが作られ、最も安いスタンダードモデルにも普及していくと予想されます。

    4Kテレビはチューナーにも注目!

    テレビ

    4Kテレビを購入する際は、チューナーにも注意しましょう。
    上述したとおり、BSやCSでは一部の放送で2018年12月より4K放送が開始されますが、この機会に4K放送を見たいという方は特に気をつけてください。

    なぜならこれまでのBSやCSのチューナーでは、4K放送を受信することができないためです。
    2018年に発売された4Kテレビには4K放送を受信できるチューナーを搭載した製品が発売されていますが、それ以前の製品には搭載されていません。

    4K対応チューナーは別途販売されてはいますが、これから4Kテレビを購入するのであれば、購入コストを大きく削減できる内蔵されている製品を選ぶのがおすすめです。

    ジェネリック4Kテレビはなぜ安いのか?

    テレビ

    最近は4Kテレビの分野で、ジェネリックテレビという言葉を聞くようになりました。
    ジェネリックテレビを一言でいうと、格安テレビです。

    冒頭でも紹介した50型4Kテレビが5万円台というのも、このジェネリックテレビに該当します。
    このジェネリックテレビは、ドン・キホーテなどのディスカウントショップや通販ショップなどで販売されています。

    格安ではありますが、4Kという解像度を持つことは通常の4Kテレビと同じ。
    解像度が同じならばそこまで画質はそこまで違わないと思いがちですが、そうではありません。
    なぜなら前述した画質の5つの要素のうち、解像度以外が大きく劣っているからです。

    画素数は同じでも、色の表現や明るさの表現、動画の滑らかさなどで違いが出てくるため、映像性能は通常の4Kテレビに比べて総合力で劣ってしまいます。
    映像性能にこだわる方にはおすすめできない種類であると言えるでしょう。

    しかしジェネリックテレビは通常の4Kテレビと同様に、レコーダーを接続すれば録画はできますし、インターネットに接続すれば動画配信サービスも使えます。
    映像性能で劣るとはいえ、5〜7年前の通常の液晶テレビに比べれば画質が優れているジェネリックテレビもあります。
    映像にそれほどこだわらず、4Kテレビを使ってみたいという方には非常に向いている製品であり、充分選択肢に入れる価値があるといえるでしょう。

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    4Kテレビの購入はしっかりと予習をしてから!

    テレビ

    今回は、4Kテレビの基礎知識について解説しました。
    4K映像を取り巻く環境は、テレビ製品が先行してしまい、肝心の映像コンテンツがまだ充実していないというのが現状です。

    ただし動画配信サービスやYouTubeなど、インターネットに関する映像コンテンツは充実してきているため、これらの映像コンテンツを楽しみたいという方には4Kテレビはうってつけです。
    大画面で見る高精細な映像の迫力は見事で、高い没入感を味わうことができ、有機ELテレビであればその感動はさらに高まります。

    これまで述べてきたとおり、4Kテレビにはつまづきやすいポイントがたくさんありますが、本記事を参考にして自分にあった4Kテレビを手に入れてください。

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