選び方のポイント
- 洗浄力で選ぶ
→洗浄力があるものが欲しいなら酵素配合タイプを選び、汚れをおだやかに取り除く洗顔パウダーを探しているなら酵素無配合タイプを選ぶ。 - ボトルor個包装で選ぶ
→保管に気をつかうのが面倒なら個包装タイプを選ぶ。 - 泡立ちのよさで選ぶ
→弾力のある泡が好みの方は商品のパッケージに「手早く細かい泡が作れる」と表示されているか確認する。

数多くある洗顔料のなかでも最近注目されているパウダータイプは、古い角質や皮脂を落とすケアができることから人気が高まっています。
「洗顔パウダーを試してみたいけれど、どうやって選べばいいのかわからない」と悩んでいる方のために、肌にあう製品の見分け方を徹底解説!
肌の状態にあわせた選び方から、今人気の洗顔パウダーの特徴を詳しく説明します。
目次
洗顔パウダーの基礎知識

汗や皮脂汚れを落として素肌をきれいに保つ洗顔料は、パウダーのほかにも固形石鹸やフォームなどがあります。
それぞれの違いが分らないと、どの洗顔料が肌にあっているのか決めきれず迷ってしまいますよね。
本記事では洗顔パウダーにはどのような特徴があるのか、ほかの洗顔料とは何が違うのかを解説します!
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洗顔パウダーの魅力
① 添加物が少ない
サラサラした粉状の洗顔パウダーは、ほかのタイプの洗顔料と比べて添加物が少ないのが大きなメリット。
水を含んでいる化粧品の多くは、品質の安定のため防腐剤などの添加物が加えられています。
洗顔パウダーは水を含まないため腐敗しにくく、添加物を極力カットして製造することができるのです。
② タンパク汚れを落とす酵素入りのものがある
洗顔パウダーの多くには、普通の洗顔料では落ちにくいタンパク汚れを落とす酵素を配合しています。
酵素は古い角質と皮脂が混ざってできたタンパク汚れを分解し、肌のザラつきやキメの乱れを整えることができる洗浄成分。
毎日丁寧に洗顔しているのに肌がザラザラしている、古い角質がたまってくすんでいる……という悩みを抱えているときには、酵素配合の洗顔パウダーをスキンケアに取り入れるといいですよ。
洗顔パウダーを初めて買うならここを必ず押さえよう
頑固なタンパク汚れを落として肌をなめらかに整える洗顔パウダーは、数多くのブランドから発売されています。
どれから試せばいいのか分らないと迷ってしまう方のために、選び方のポイントを3つ紹介。
満足できる洗顔パウダー選びをするならチェックすべきポイントを解説します!
① 洗浄力で選ぶ

洗顔パウダーは、配合されている成分によって洗浄力が異なります。
洗顔パウダーのほとんどは酵素を配合していますが、なかには無配合タイプもあるため、よく確認しておくといいでしょう。
角質や皮脂をしっかり落とす洗浄力があるものが欲しいなら酵素配合タイプを選び、汚れをおだやかに取り除く洗顔パウダーを探しているなら酵素無配合タイプを選んでください。
② ボトルor個包装で選ぶ

洗顔パウダーはボトルに入っているものと、1回量ずつ包装されているものがあります。
ボトルタイプは使用毎に包装を開ける手間がなくゴミの量が少ないのが魅力ですが、保管状態が悪いとパウダーが湿って固まってしまうのがデメリット。
湿度の低い場所に置いて早めに使いきれば問題ありませんが、保管に気をつかうのが面倒なら個包装タイプを選ぶといいでしょう。
③ 泡立ちのよさで選ぶ

洗顔パウダーは、製品によって泡立ちのよさが違います。
単品でもモコモコの泡がしっかり作れる洗顔パウダーもあれば、泡立ちが悪くスキンケア初心者には扱いづらいと感じるものまで使用感はさまざま。
弾力のある泡が好みの方は商品のパッケージに「手早く細かい泡が作れる」と表示されているか確認する、口コミをチェックするなどして選ぶといいでしょう。
泡がゆるく単品では洗顔しづらいパウダーは、泡立ちがいい洗顔料とミックスして使うなど工夫してみてください。
洗顔パウダーの上級者目線の選び方
なかなか満足できる洗顔料に出会えないと悩んでいるなら、上級者目線の選び方を取り入れてみてください。
今の肌状態にあった洗顔パウダーを見つけるなら、次の2つのポイントを踏まえて選んでみましょう!
① 酵素の種類に注目しよう

酵素洗顔パウダーを試してみたいと考えている方は、配合されている酵素の種類を把握しておくといいでしょう。
洗顔パウダーに含まれている主な酵素は以下の3つで、それぞれ働きが異なります。
- プロテアーゼ……古い角質を落とすのに優れている
- パパイン酵素……古い角質と皮脂両方を落とす働きがある
- リパーゼ……皮脂の分解力に優れている
酵素洗顔は上記の3つの成分のいずれかを含むか、複数の酵素を組み合わせて配合されています。
角質が気になる方はプロテアーゼを含むものが適しており、頑固な角栓が気になるなら「プロテアーゼ+リパーゼ」の2つの酵素をダブル配合しているものか、パパイン酵素を含むものがおすすめです。
今の肌状態にあった酵素の種類を選び、不要な汚れをすっきり落としましょう。
② 乾燥が気になるなら保湿成分入りのものを選ぼう

「肌に残った角質や皮質汚れをすっきり落としたいけれど、さっぱりしすぎる洗顔料だと乾燥が気になる……」という肌質で悩んでいる方は、保湿成分を配合した洗顔パウダーを選ぶのがおすすめ。
洗い上がりのつっぱりを避けて洗顔したい場合は、植物エキスなどの保湿成分が入っているものを使うといいですよ。
洗顔パウダーの最安値と価格帯の特徴一覧
肌の汚れをすっきりオフする洗顔パウダーは、製品ごとに価格に差があります。
価格帯ごとの違いをチェックして、目的にあう洗顔パウダー探しの参考にしてみましょう。
最安値 | 売れ筋・人気 | 高額・高級品 | |
---|---|---|---|
価格 | 約500円~ | 1,000円~2,000円 | 約4,000円~ |
特徴 | 1,000円を切る洗顔パウダーは、成分構成がシンプルな製品が多いです。 | 酵素入りのタイプから無配合のものまでラインナップが豊富。 ボトル容器や個包装から選べ、好みにあわせやすいのも特徴です。 | デパコスブランドから発売されている洗顔パウダーは希少な美容成分を含んでいることが多く、価格が高価な傾向にあります。 |
洗顔パウダーおすすめ人気ランキングTOP5
汚れをさっぱり落として肌をクリーンに保つ洗顔パウダーは、人気の拡大で取り扱うブランドが増えています。
「選択肢が増えるのはうれしいけれど、どれから試せばいいのか迷ってしまう!」という方のために、おすすめの洗顔パウダー5つを紹介。
配合成分をもとに、筆者が「汚れ落ち」「泡立ち」「コストパフォーマンス」の3つで評価しました!
製品ごとの違いを比較して、今の肌状態にあった洗顔パウダー探しをしてみましょう。
5位 スイサイ ビューティクリアパウダーウォッシュ
スイサイ 洗顔パウダー ビューティクリアパウダーウォッシュ 0.4g×32個
Amazonでみる楽天市場でみるYahoo!ショッピングでみる

汚れ落ち | |
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泡立ち | |
コストパフォーマンス | |
総合おすすめ度 |
内容量:0.4g×32個
酵素:プロテアーゼ(タンパク分解酵素)、リパーゼ(皮脂分解酵素)
容器:個包装
保湿成分:豆乳発酵液など
元祖酵素洗顔パウダーとして知られているのが、カネボウ化粧品のブランドであるスイサイのビューティークリアウォッシュです。
2種類の分解酵素を配合しているパウダーで、古い角質や皮脂をすっきり除去。
しつこい汚れを落として、ザラつきのないなめらかな素肌に整えてくれます。
洗個包装でパウダーの劣化を気にせず使いきれるのも人気のポイント。
泡がややゆるくクッション性が低いため、泡立てが苦手な方はほかの洗顔料と混ぜて使用するといいでしょう。
浄力が高めでさっぱりした使用感で、マイルドな洗顔パウダーでは満足できない方にぴったり。
角質がたまって肌がくすんでいる方や、頑固なザラつきで悩んでいる方におすすめです。
【こちらもCHECK】スイサイ ビューティクリアパウダーウォッシュのレビュー動画はこちら
4位 オバジC 酵素洗顔パウダー
汚れ落ち | |
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泡立ち | |
コストパフォーマンス | |
総合おすすめ度 |
内容量:0.4g×30個
酵素:プロテアーゼ(タンパク分解酵素)、リパーゼ(皮脂分解酵素)
容器:個包装
保湿成分:ビタミンC、ヒメフウロエキスなど
皮脂量が多く、マイルドな洗顔パウダーでは汚れを落としきれないと感じる方におすすめなのが、ビタミンCを配合した化粧品を取り揃えるオバジCの酵素洗顔パウダーです。
2種類の分解酵素を配合している洗顔パウダーで、しつこい角質・皮脂汚れをさっぱり落とす使用感が特徴。
洗浄力があるだけに、バリア機能が弱った敏感肌や乾燥肌だと刺激を感じることがあるため、慎重に使うといいでしょう。
少量の水を加えていけば単品使いでもしっかり泡立ち、クッション性のある泡で洗顔できます。
泡立てにくい方は、手持ちの洗顔料に混ぜて使ってください。
オバジCの洗顔パウダーは、肌のキメを整えるビタミンCと紫外線ダメージをケアするヒメフウロエキスを配合しているのも注目ポイント。
肌の不調を整えながら、汚れをすっきり落としたい方におすすめです。
3位 メディプラス ウォッシュパウダー

汚れ落ち | |
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泡立ち | |
コストパフォーマンス | |
総合おすすめ度 |
内容量:60g
酵素:パパイン(タンパク・皮脂分解酵素)
容器:ボトル
保湿成分:ヒト型セラミド、アミノ酸、コラーゲンなど
オールインワンジェルが有名なメディプラスの洗顔パウダーは、タンパク分解酵素を含むパパインを配合しています。
酵素洗顔のなかでは比較的洗浄力がマイルドで、洗い上がりの乾燥やつっぱり感を避けつつ角質や汚れを落としたいという方にぴったり。
ヒト型セラミドやアミノ酸など潤いをキープする保湿成分を配合しており、乾燥から肌を守ってくれます。
メディプラスの洗顔パウダーは昆布成分を配合しており、弾力のあるもっちりとした泡が簡単に作れるのも魅力のひとつ。
60gで3,000円台と単価は高いものの、容量が60gと多めでコストパフォーマンスは良好。
保湿成分や弾力のある泡にこだわって洗顔パウダーを選びたい方におすすめです!
【こちらもCHECK】メディプラス ウォッシュパウダーの使い方動画はこちら
2位 肌極 つるすべ素肌洗顔料
汚れ落ち | |
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泡立ち | |
コストパフォーマンス | |
総合おすすめ度 |
内容量:0.4g×32個
酵素:プロテアーゼ(タンパク分解酵素)
容器:個包装
保湿成分:コメヌカ油、ハチミツ、コメ胚芽油など
古い角質汚れがすっきり落ちるのに洗い上がりがつっぱりにくいと人気なのが、コメ由来の美肌成分にこだわったスキンケア製品を扱う肌極みの洗顔パウダーです。
タンパク分解酵素を配合している洗顔料で、くすみやザラつきの原因である不要な角質を浮かして落とします。
コメヌカ油やハチミツなどの保湿成分を配合されていて、すっきり感とつっぱりのなさを両立しているのがおすすめポイント。
湿気による劣化を気にせず使える個包装タイプの洗顔パウダーとしては良心的な価格で、コストパフォーマンスに優れているのも高評価できます。
古い角質のせいで顔色がさえない方や、つっぱりを感じにくい酵素洗顔パウダーを探している方におすすめです!
1位 ファンケル 洗顔パウダー

汚れ落ち | |
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泡立ち | |
コストパフォーマンス | |
総合おすすめ度 |
内容量:50g
酵素:なし
容器:ボトル
保湿成分:グリセリン、アラントインなど
「パウダー状の洗顔料を使いたいけれど、酵素入りのタイプはヒリヒリする……」という方におすすめなのが、防腐剤や香料をカットしたスキンケア製品が人気のファンケルの洗顔パウダーです。
デイリー使いできるタイプの洗顔パウダーで、濃密な泡が簡単に作れるのが人気のポイント。
毛穴に残った皮脂や角栓をからめとって落とすカンテンやデンプンを配合しており、肌のザラつきをなめらかに整えてくれますよ。
ファンケルの洗顔パウダーは肌に存在する潤い成分を守って洗浄できるのが特徴で、不要な汚れを落としつつも乾燥しにくいのが特徴。
皮脂によるベタつきと乾燥を同時に抱えやすい肌質の方や、水分量が少なくつっぱりやすい肌質の方に向いています。
古い角質と皮脂をしっかり落としたい方は、ファンケルの洗顔パウダーをベースに酵素洗顔を混ぜるのもおすすめ!
泡立ちがゆるい酵素洗顔パウダーを混ぜても細かい泡が作れますよ。
【こちらもCHECK】ファンケル 洗顔パウダーのレビュー動画はこちら
洗顔パウダーの使用上の注意点
肌をクリーンに保つ洗顔パウダーは、使用する際いくつか注意しておきたいことがあります。
肌トラブルを避けてスキンケアするためにも、次の3つのポイントを守って使いましょう!
① 刺激を感じたら使用をやめる

角質や皮脂を分解する働きがある洗顔パウダーは、バリア機能が弱っている肌に使うと刺激を感じることがあります。
洗顔パウダーを使いはじめてから、肌に赤みやヒリヒリ感など異常が現れたら使用を中止してください。
健康的な肌質でバリア機能が正常な方でも、成分があわずアレルギー反応を起こしてしまうこともあるため注意しましょう。
② 摩擦を与えないように泡でやさしく洗う

ごしごし力を入れて洗顔をすると、肌表面が傷ついて炎症やかゆみなどのトラブルを起こす可能性があります。
洗顔パウダーを使用する際はしっかり泡立て、手のひらが肌に直接触れないように泡のクッションで洗いましょう。
泡を手早く作りたい場合は、洗顔ネットやスポンジを活用してください。
泡立て方のポイント
肌を傷つけずに洗うには、きめ細かい泡を作る必要があります。
泡立てが苦手という方は、以下のポイントを意識してみてください。
- 手を洗ってから洗顔する
- 一気に水を含ませず、少量ずつ足していく
- 力を入れてごしごし擦りあわせない(空気を含ませるようにやさしく泡立てる)
スピーディーに泡を立てるなら、この3点を守ってください。
手に油分がついていると洗顔パウダーの泡立ちが悪くなってしまうため、洗顔前に手を洗うことを習慣づけるといいでしょう。
そして洗顔パウダーの泡立てで必ず守りたいのが、少しずつ水を足していくことです。
洗顔ネットを軽く湿らせてパウダーをのせ、軽くもんで水分が少ないと感じたら数滴ずつ足していくのがベスト。
一気に多量の水を足すと泡がゆるくなってしまうのに加え、パウダーが水に流れてしまうので注意しましょう。
下の動画では含ませる水の量や洗顔ネットの使い方が詳しく紹介されているので、泡立てをマスターしたい方はチェックしてみてください!
③ 洗顔後はすぐに保湿ケアする

洗浄力に優れた洗顔パウダーを使用したあとは、肌を守る皮脂が落とされ水分が蒸発しやすくなっています。
洗顔後は時間を置かずにすぐ保湿ケアをしてください。
特に酵素洗顔を使ったあとは肌が乾燥しやすいため、化粧水やクリームでしっかり保湿することが大切です。
洗顔後にゆっくりスキンケアできないという方は、保湿力があるオールインワン化粧品で一旦ケアして時間が空いたら美容液やクリームを使用するといいですよ。
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酵素洗顔って毎日してもいいの?
洗顔は毎日行うものですが、酵素を配合した洗浄料はどのくらいの頻度で使うべきなのか判断に迷ってしまいますよね。
肌をつるつるに保ちたいけれど、洗いすぎも防ぎたい……という方のために、使用するペースを解説します。
製品によって推奨使用頻度が違う

酵素洗顔パウダーは製品ごとに洗浄力の強さが異なり、推奨されている使用頻度に違いがあります。
毎日使いできるものや週数回のスペシャルケア向けのものがあるため、使用前に必ずパッケージを確認しておきましょう。
肌の調子にあわせて頻度を決めよう

酵素洗顔パウダーをスキンケアに取り入れるなら、肌の調子を見ながら使用ペースを決めるのがベスト。
まずは製品のパッケージに書かれている推奨頻度で試し、汚れの落ち具合を確認しながら頻度を決めてください。
週に3回のペースで試して、洗いすぎによる乾燥が気になったら回数を落とす、角質や皮脂が落としきれていないと感じたら週4回に増やすなど調整するといいでしょう。
酵素洗顔パウダーのパッケージを見ると、頻度が細かく決められておらず「スペシャルケアにもデイリーケアにも使えます」と記載されているものもあります。
このような説明書きがある酵素洗顔パウダーは、まずは週1回から試してみてください。
汚れが気になるなら頻度を徐々に増やしていき、肌のつるつる感をキープできるペースをつかんで使用を継続するといいでしょう。
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洗顔パウダーで汚れをすっきりオフしよう!

洗浄力に優れている洗顔パウダーは、フォームや石鹸では肌のザラつきや角栓のポツポツが落としきれないと悩んでいる方にぴったり。
角質や皮脂汚れに働きかける酵素配合のものから、マイルドに汚れを取り除く植物由来成分を配合しているものまでバリエーションが豊富です。
今の肌状態にあった成分を配合している洗顔パウダーを上手に見極め、くすみやザラつきのない素肌を目指しましょう!