選び方のポイント
- カヤックの種類を選ぶ
→収納場所や持ち運びを意識し自分の環境と照らしあわせて種類を選ぶ。 - 幅や容量を選ぶ
→魚を持ち運ばない方は幅を抑え、道具が多い場合は幅や容量が大きめのカヤックを選ぶ。 - カラーを選ぶ
→周囲が気付きやすいように目立つカラーを選ぶ。
カヤックフィッシングは手軽に水の上で自由に移動することができて、自然を楽しみつつ釣りを楽しめるのが最大の魅力です。
カヤックは動力船のように船舶免許も要らないので、誰でも簡単に装備さえ整えれば移動場所を気にすることなく釣りが楽しめます。
釣り人の間に普及しているわけではないので、カヤックフィッシングに挑戦したいと思う方であってもなかなか購入までに至る方は少ない現状。
本記事においては釣り歴20年以上となる筆者がフィッシングカヤックの選び方のポイントやおすすめ品をご紹介します。
取り扱いの注意点などもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
カヤックフィッシングとは
カヤックはボートよりは細身で、ダブルブレードパドルを使って人力で移動を行い、基本的に座って釣りをするようになっています。
細身であるためボートよりも持ち運びはしやすく、保管に関しても電気系統の装備がないのでメンテナンスも簡単です。
内水面でも海水面でも波が大きくない場所であればエサ釣りもルアー釣りも楽しむことができますが、基本的には荷物をコンパクトにまとめてください。
一口にカヤックと言ってもさまざまな種類がありますので、釣りをする場所や収納などによって自分にあったものを選んでいく必要があります。
下記にフィッシングカヤックの選び方をご紹介していきます。
フィッシングカヤックを選ぶときの5つのポイント
① フィッシングカヤックの種類を知って選ぶ
カヤックにはさまざまな種類があり、自分にあったものを選ぶことが必要です。
フィッシングカヤックとして使われるものと簡単な特徴を下記にまとめますので参考にしてください。
- シットオンカヤック: 安定性が高い
- シットインカヤック: 小回りが利きやすい
- シーカヤック: スピードが出やすい
- ファルト・フォールディングカヤック: 組み立て式カヤック
- インフレータブルカヤック: 空気で膨らませるタイプ
- レクリエーションカヤック: 自由度が高い
カヤックによって荷物を載せやすい、運搬がしやすいなどの特徴や、素材や組み立て方の違いがありますので、自分の目的にあったカヤックを選ぶことが必要となります。
② 収納場所や持ち運び、メリットを考えて選ぶ
フィッシングカヤックを選ぶときにはまず収納場所と持ち運びを考えて選びましょう。
カヤックには先に挙げた種類のほかに、「一体型」「分割型」「インフレータブル型」の3種類があります。
一体型はそのままの大きさで収納スペースが必要となり主にカートップで持ち運びするようになりますが、浮力があり強度の高い素材を使ってありますので比較的頑丈なところがメリット。
分割型は2~3分割にして運ぶことができ乗る人数によって組み合わせが変えられ、車にも乗せやすい特徴があります。
インフレータブル型は使うときには空気で膨らませて使わないときは小さく折りたたんで収納することができますが、デメリットとしては障害物との擦れやフックが刺さることによる素材の破れを気にしないといけないことや釣りごとの用意と片付けの手間が多いことが挙げられます。
収納場所や持ち運び、メリットを考えつつ自分にあったカヤックを選ぶことが必要です。
③ 荷物や釣り方にあわせて幅や容量を選ぶ
フィッシングカヤックにはそれぞれ幅や容量があり、荷物や釣り方にあわせて適切なモデルを選ぶ必要があります。
ルアーフィッシングを楽しむ方でキャッチ&リリースのみで魚を持ち運ばない方は幅を抑えて移動がしやすいようにしたり、エサ釣りで魚を持ち帰ったりと道具が多くなる場合には幅や容量が大きめのカヤックを選ぶことが重要です。
④ 釣りをする場所を考えて選ぶ
カヤックフィッシングは内水面でも海水面でも楽しむことができますが、釣り場によって大きく環境は変わりますので、それにあったカヤックを選ぶようにしましょう。
基本的には内水面であれば持ち運びが便利で小回りが利くものを、海水面であれば安定性に優れたものを選ぶとよいです。
小回りのしやすさと安定性に関しては主にカヤックの幅で決まり、幅が広くなればなるほど安定性が増すようになりますので、釣りをする場所を考えて自分にあったカヤックを選んでください。
⑤ 目立つカラーを選ぶ

カヤックにはさまざまなカラーがありますが、目立つカラーを選んでおくのが基本になります。
水上にはほかの動力船など、釣りを楽しむ人だけでなく多くの人が利用するものとなっていますので、事故が起きる可能性も決してゼロではないからです。
カヤックには地味な色を採用してあることも多いですが、赤や黄色といった色を選ぶことを基本として、さらに場所がわかりやすいように旗を立てておくようにしておきましょう。
水上では安全を第一に考えることが必要ですので、ぜひ覚えておいてください。
フィッシングカヤックおすすめ人気ランキングTOP10
ここからはフィッシングカヤックのおすすめ人気ランキングTOP10をご紹介。
筆者がフィッシングカヤック選びのポイントを踏まえたセレクトをしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
10位 ロゴス 2MANカヤック
比較的安価なインフレータブル型カヤック。
釣りに行くときに最低限必要なフットポンプやアルミ製オールもセットになっていますので、価格を抑えた上でカヤックフィッシングをまず行ってみたい方におすすめのモデルとなっています。
オールは流されないようにコードを忘れずにセットしてください。
9位 ポイント65テキーラ GTX Modular Tandem
1人乗りにも2人乗りにもできる分割式カヤック。
3つを全部つなげれば2人乗り、前後だけをつなげれば1人乗りと変えられる特徴を持っています。
高価ではありますが、保管場所や持ち運びをどうするか、釣り以外のレジャーでの使用もしたいと考える方におすすめのカヤックとなっています。
8位 Aire Tomcat
コックピット内の自由度が高いインフレータブル型カヤック。
自分が座る位置や荷物を置く場所を自由に決められることができるようになっています。
水上で限られたスペースにおいて釣りをするカヤックフィッシングでは自由度が高いことによってストレスが溜まりにくいことは大きなメリットです。
耐久性のある素材を使ってあるのもおすすめのポイント。
7位 パンサーXP
強度の高い素材を用いたインフレータブル型カヤック。
調整ができる背もたれ付きのシートで、移動時のパドリングの疲れを軽減してくれます。
幅と長さのバランスもよく、さまざまな釣り場に適応してくれるカヤックとなっています。
6位 ベッタブイティー
ドロップステッチ構造で強度を確保しているインフレータブル型カヤック。
軽量でありつつ耐久性があるにも関わらず、折りたためるといったメリットまで持ちあわせている構造となっています。
排水用バルブは開いたままにしておけるので、雨が降る中でも釣りをすることができます。
シートから手動ポンプ、専用のキャリーバッグまでセットになっている収納面でも困りにくいモデルです。
5位 キャプテンスタッグ カヤックボーイ 1.5EX
1人で持ち運びできる小型の一体型カヤック。
サイドにハンドルがついていているので1人で持ち運ぶことも可能で、水面が穏やかな場所であまり荷物を持たずに行う釣りに向いています。
釣りをしていてカヤック内に溜まってしまった水を抜くための水抜き穴もある便利な仕様となっています。
4位 AFボート AFカヤック270
乗り込むスペースに深さがあり安定感が高い一体型カヤック。
浮力が高く、横幅も広いので安定感があり、海水面での使用がおすすめ。
座るスペースの目の前にロッドホルダーと小物が入れられるストレージが配置してあり、釣りをしながらスムーズな移動も行いやすいです。
落水時に再度乗り込みやすいようにボートの縁部分にはロープが張り巡らせてある安全面への配慮も見られるカヤックです。
3位 キャプテンスタッグ メイフライ2 MC-1423
ポンプやリペアキット、持ち運び用バッグまでセットになっているインフレータブル型のカヤック。
インフレータブル型カヤックは準備するのに手間が掛かるのが難点ですが、付属のフットポンプで空気を入れやすくなっています。
大きめの乗り込み部分によって荷物を載せられたり、2人で乗って楽しむといったこともできます。
また、インフレータブル型カヤックでは傷が入ることによる空気漏れが発生することもありますが、そのようなときでもほかにリペアキットを購入しなくてもよいです。
価格も抑えられていて、収納場所も選ばないおすすめのカヤックになります。
2位 ストリームジャーニーカヤック コンダクター10
釣り専用に設計されているシットオンタイプの一体型カヤック。
センターコンソールには釣った魚のサイズをすぐに測ることができるメジャー付きの収納ボックスがあり、中には小物を入れておくことが可能です。
オプション品を使って自分の釣りにあった仕様にしやすくなっています。
1位 HUNTER270
さまざまな機能が多数搭載されている一体型カヤック。
釣竿を固定しておけるロッドホルダーの取り付けは5か所、荷物の飛び出し防止のゲージストラップゴム、小物が入れられるハッチなど釣りをするときに必要とする機能が多数付いています。
パドルもセットになっていますので、届いたらそのまま釣りに行くことができる一式がこれで揃えられます。
比較的カートップで乗せたり降ろしたりといったことも行いやすいカヤックです。
カヤックフィッシングをするうえでの5つの注意点
注意点① 気象や潮汐情報は必ずチェック
カヤックフィッシングは水上での釣りが手軽に楽しめるものではありますが、安全面への配慮はボートフィッシングと同じく必要なものとなります。
安全にカヤックフィッシングを楽しむためには、天気や風、波の高さといった気象情報、海水域においては大潮や小潮などの潮汐情報を必ずチェックしておきましょう。
海水域では潮汐によって水深が大きく変わって岩などが出てきたり、流れが発生したりするので、天候とあわせて必ずチェックしておく必要があります。
地域の地形条件などによって気をつけるべき点があることも多いので、地元の釣具店などで情報を得ておくほうがよいです。
天候が悪いときや急変が予想されるなど危険性が高いときは釣行を控え、事前情報は目安でしかないことを念頭に釣りをしつつも安全面に常に気をつけてください。
注意点② 荷物は最小限にしておく
カヤックフィッシングではカヤック自体を持ち運んだり、載せられる容量も決まっていますので、荷物は最小限にしておきましょう。
カヤックフィッシングでボート上に載せるのは、釣具一式、クーラー、ネット、パドルといったものだけにしておくことをおすすめします。
荷物を最小限にしておくことで、万が一転覆した場合に対処しやすくなります。
荷物には浮力があるストラップを付けたり、コードを付けて流されないようにしておくことも安全を確保するために必要です。
釣りを楽しんで集中するほど、周りへの注意がおろそかになりがちですので、気をつけてください。
注意点③ ライフジャケットは必ず正しく着用する
水上で楽しむカヤックフィッシングですので、転覆などによって落水する可能性があります。
落水したときには服が水を吸って思うように動けないので、万が一のときに備えてライフジャケットは着用する必要があります。
ライフジャケットのタイプは上体に着用できて、釣りに必要な道具をポケットに入れておけるベストタイプがおすすめです。
このベストタイプには「股ベルト」があり、これを足の間に通さなければなりません。
股ベルトを通しておかないと、落水時にベストが固定されておらず、ベストは浮き上がるものの体は沈んでしまうといった、かえって危険なものとなってしまうこともありますので正しく着用してください。
落水したときのことを考えて、再度カヤックに乗り込む手順を知っておくことも必要となりますので、講習を受けておくこともおすすめします。
カヤックフィッシングだけでなく、釣りをするときはどんな場所であってもライフジャケットを着用しておき、万が一に備えておきましょう。
注意点④ 日焼けや冷えの対策をしておく
カヤックフィッシングでは周りに遮るものが何もありませんので、日焼けや冷えの対策をしておくことが必要です。
水上においては太陽からの直射日光と水面からの照り返しによってとても強い光線を受けますし、水しぶきを受けることも多く少し風が吹いただけでも体が非常に冷えたりします。
基本的には季節を問わずに長袖を着用して、濡れてもよい素材を使ってある服装が理想となります。
偏光サングラスや帽子を着用しておき、目や頭の安全も確保してください。
日焼けや冷えの対策をしておき、体調を崩すことがないようにしましょう。
注意点⑤ シャークアタックに注意する
シャークアタックとはサメに襲撃されることを言い、日本では釣り人の間でもあまり耳にしない言葉ですが、サメが海水浴場に近寄ってきたりしているといったことを耳にすることもありますので釣りをするときには気をつけておきたいことです。
カヤックフィッシングでシャークアタックされないために一番気を付けないといけないのは、釣れた魚をストリンガーなどで水中に活かしたままつなげておくことです。
この魚を狙ってサメが噛み付いてきたときには容赦ない力で、カヤックごと転覆させられる危険性があります。
釣れた魚を持ち帰るのであれば、釣れたらすぐにクーラーに入れて対策をしてください。
安全第一でカヤックフィッシングを楽しもう
カヤックフィッシングは水の上で釣りを楽しめる動力付きのボートや体力が必要なフローターに比べて手軽に水上での釣りを楽しむことができるものですが、楽しむことを考えつつ、安全面に対して知識を持っておくことが必要となります。
ご紹介した注意点は最低限のこととして覚えておき、余裕を持って釣りを楽しみましょう。
カヤックフィッシングは安全面に配慮しておけば、水上で移動を制限されることなく釣りを楽しむことができますので、岸からしか釣りをしたことがない方にはぜひ本記事を参考にして挑戦してみてください。
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