ビタミンC誘導体とは?効果や種類についても

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片桐 まこ

元エステティシャン・コスメマニア
フェイシャルケアとボディスリミングを担当していた元エステティシャンです。
現場での施術だけでなく、店頭で販売している化粧品をお客様にあわせて提供する仕事もしていました!

美のプロとしての経験をもとに、人気のコスメや美容グッズの実力をわかりやすく解説。
肌質や悩みにあわせたコスメ選びをお手伝いします。
    EGF配合化粧品

    ビタミンC誘導体は、化粧水や美容液などの基礎化粧品によく配合されている美容成分です。
    肌の透明感アップや紫外線ダメージをケアする成分として有名ですが、ビタミンC誘導体とはそもそも何だろう……と疑問に思う方も多いはず。
    またビタミンC誘導体配合化粧品は、選び方や使い方で実感が大きく変わります。

    本気で美肌を目指すなら、ビタミンC誘導体の特徴や基礎化粧品の選び方を学びましょう!

    ビタミンC誘導体とは?

    基礎化粧品に配合されているビタミンC誘導体とは、ビタミンCを誘導体化した美容成分のことです。
    ビタミンCは熱や酸素によって変質しやすく、そのまま肌に塗っても美容効果が発揮されにくいのですが、特殊な前処理技術である「誘導体化技術」によってその弱点をカバーしています。

    ビタミンC誘導体は肌に浸透すると、肌内部にある酵素(細胞に存在するタンパク質)に反応してはじめてビタミンCに変化します。
    変化後の成分は通常のビタミンCに比べて変質しにくく、効率よく美容成分を届けられるのが大きな特長です。

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    ビタミンC誘導体の効果

    化粧水や美容液に含まれているビタミンC誘導体は、さまざまな美容効果をもたらす成分です。
    ビタミンC誘導体を配合した化粧品を使うと、どのような効果を実感できるのか解説していきましょう。

    美白(メラニン色素生成を抑制)

    APPSプラスGローションセット (アプレシエ)APPS1%+グリシルグリシン3%化粧水 60ml
    APPSプラスGローションセット (アプレシエ)APPS1%+グリシルグリシン3%化粧水 60ml
    ビタミンC誘導体は、主に美白を目的として化粧水や美容液などに含まれている成分です。
    配合された化粧品のパッケージには「薬用」「医薬部外品」と記載されていて、シミ・そばかすの元になるメラニン色素の生成を抑える効果が明記されています。

    人の肌は紫外線を浴びると内部でメラニン色素が発生して、日焼けやシミ、そばかすができますが、ビタミンC誘導体はメラニン色素の生成を抑えて肌が黒くなるのを防いでくれるのです。

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    コラーゲンの産生をサポート

    ビタミンC誘導体が注目されているのは、美白効果に加えてコラーゲンの産生をサポートする効果があるからです。
    人の肌(真皮層)にはコラーゲンが網目状に張り巡らされており、肌の弾力を保っています。
    しかし紫外線ダメージや加齢によって肌内部のコラーゲンは減少してしまい、弾力低下の原因となります。

    ビタミンC誘導体は、肌内部のコラーゲンを合成する働きを助け、ハリや弾力をアップさせる効果が期待できるため、目元や口元のたるみ、ハリ低下による“たるみ毛穴”に悩んでいる方に最適なのです。

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    還元作用

    フォードヘア化粧品 モチュレ アスタリノ 120g
    フォードヘア化粧品 モチュレ アスタリノ 120g
    ビタミンC誘導体は還元作用を持っていることも大きな特徴のひとつです。
    還元とは酸化した物質から酸素を取り除く作用のこと。
    活性酸素は紫外線ダメージやストレスなどにより発生し、これが肌細胞を傷つけてくすみの原因を作ります。
    活性酸素がたまってくすんだ肌に透明感を与える効果が期待できるのが、ビタミンC誘導体の持つ還元作用というわけです。

    皮脂分泌の抑制

    あぶらとり紙

    ビタミンC誘導体には過剰に分泌される皮脂を抑制し、肌の油分バランスを整えてくれる効果があります。
    肌のテカリや過剰な皮脂による毛穴の開きを引き締め、ベタつきのない健康的な肌を目指したいなら、ビタミンC誘導体配合化粧品を使ってみましょう。

    ビタミンC誘導体の「水溶性」「油溶性」とは?

    ビタミンC誘導体にはさまざまな種類がありますが、大きく水溶性と油溶性の2つの性質に分類できます。
    ビタミンC誘導体配合化粧品を試す前に、水溶性と油溶性の違いを学んでおきましょう!

    水に溶けるか油に溶けるかの違い

    EGF配合化粧品

    水溶性と油溶性とは、名前の通り水に溶ける物質・油に溶ける物質のことを指します。
    水溶性ビタミンC誘導体は化粧水や美容液など水ベースの化粧品に配合でき、油溶性ビタミンC誘導体は乳液やクリームなど油べースの化粧品に配合できる成分です。
    それぞれ効果実感や特徴が異なるため、その違いを見ていきましょう。

    水溶性ビタミンC誘導体の効果実感・特徴

    化粧水 (2)

    化粧水や美容液に含まれることが多い水溶性ビタミンC誘導体は、油溶性に比べると吸収が速いのが特長です。
    ただし水溶性ビタミンC誘導体にはメリットだけでなく、デメリットもあります。

    • 水ベースの化粧品に配合されているため、使い心地が軽くベタつきにくい
    • 吸収が速いため効果を実感しやすい
    • 持続力がやや低い(約12時間)
    • 高濃度配合化粧品は刺激を感じることがある

    水溶性ビタミンC誘導体は吸収が速い分、肌のトーンアップを実感しやすい傾向にあります。
    水ベースの化粧品に溶けるため、乳液やクリームなど油分が多い化粧品を避けたい方におすすめです。

    即効性はありますがほかのビタミンC誘導体と比べると持続力が低く、1日2回使わないと効果実感が薄れてしまいます。
    水溶性ビタミンC誘導体は高濃度配合すると刺激リスクが高まってしまうため、配合濃度に限界があるのもデメリットです。

    油溶性ビタミンC誘導体の効果実感・特徴

    クリーム 手

    水溶性に比べて油溶性ビタミンC誘導体は、簡単に説明すると「長くじっくり、穏やかに」作用していく成分です。
    油溶性ビタミンC誘導体のメリット・デメリットもチェックしていきましょう。

    • 高濃度配合でも刺激を感じにくい
    • 持続力がある(約24時間)
    • しっとり仕上がる
    • 吸収が遅い(即効性がない)

    乳液やクリームに配合されることが多い油溶性ビタミンC誘導体は、水溶性に比べて吸収が遅いといった特徴があります。
    日焼けダメージをケアする即効性にはやや欠けるため、「すぐにこのくすみを何とかしたい!」という方には向いていません。

    持続力があるため1日1回のみの使用でOKですが、長くコツコツ使い続けることで初めて効果が実感できます。

    「水溶性+油溶性=高浸透型」もある!?

    化粧水

    ビタミンC誘導体は水溶性と油溶性に分類できますが、最新の研究ではこの2つの性質を組み合わせた特殊な成分も開発されています。
    このビタミンC誘導体を「高浸透型」といい、従来のものよりも高い浸透力を持つことで注目を浴びているのです。

    高浸透型のビタミンC誘導体は水と油の両方に溶けるため、化粧水・美容液・乳液・クリームなどさまざまな基礎化粧品に配合できます。

    ビタミンC誘導体の成分名を紹介

    実際にビタミンC誘導体を配合した化粧品を選ぶとき、判断基準となるのが成分表示名です。
    ビタミンC誘導体配合化粧品のパッケージに「水溶性ビタミンC誘導体」などとは記載されておらず、成分名で表記されています。
    市販の化粧品に配合されることが多い代表的なビタミンC誘導体4つと、それぞれの特徴をチェックしていきましょう!

    パルミチン酸アスコルビン酸3Na(高浸透型)

    先ほど紹介した「高浸透型」と言われるのが、パルチミン酸アスコルビン酸3Naです。
    化粧品の広告やパッケージにはAPPS(アプレシエ)という名称で表記されています。
    パルチミン酸アスコルビン酸3Naの特徴は以下の通りです。

    • 水溶性ビタミンC誘導体より約100倍の浸透力を持つ
    • 効果実感・満足度が高い
    • 高濃度配合させると刺激を感じることがある
    • 安定性がやや低い
    • 値段が高額

    APPSはビタミンC誘導体のなかではトップクラスの浸透力・美容効果を持ちますが、刺激リスクがあるのと安定性が低いのがデメリットです。
    高濃度配合されているとヒリヒリ・赤みの元になってしまうため、「APPSを高濃度配合!」とうたっている製品は、あらかじめパッチテストをするなど慎重に使用しましょう。

    テチラヘキシルデカン酸アスコルビル(油溶性)

    主にクリームに配合されることが多いテトラヘキシルデカン酸アスコルビルは、油に溶ける性質を持つビタミンC誘導体です。
    APPSやリン酸アスコルビルMgよりも刺激を感じにくく保湿力が高いため、乾燥肌・敏感肌でも比較的使いやすいと評価されています。

    水溶性ビタミンC誘導体配合化粧品だとヒリヒリする、あるいはさっぱりしすぎるという方は、油溶性タイプを選ぶといいでしょう。

    リン酸アスコルビルMg(水溶性)

    ビタミンCにリン酸とマグネシウムを結合させ、安定性を高めたのがリン酸アスコルビルMgです。
    水に溶ける性質を持つビタミンC誘導体で、別名「安定型ビタミンC誘導体」とも呼ばれています。

    肌への吸収スピードが早く即効性は高いのですが、マグネシウムと結合させている性質のせいで高濃度配合できないのがデメリットです。
    マグネシウムは濃度が高まると沈殿物を形成してしまい、水に溶けにくくなってしまいます。

    L-アスコルビン2酸グルコシド(水溶性)

    ビタミンCにブドウ糖を結合させ安定性を高めたのが、L-アスコルビン2酸グルコシドという成分。
    このビタミンC誘導体を配合した化粧品は低価格で販売されていることが多く、気軽に試せると人気です。

    安定性が高いことに加えて刺激を感じにくいことも評価されていますが、ビタミンCとブドウ糖の結合が皮膚内で分解されにくいため、効果を実感しにくいのがデメリットです。
    今抱えている肌悩みを撃退するよりも、シミ・そばかす対策として使うとよいでしょう。

    おすすめビタミンC誘導体配合化粧品

    ビタミンC誘導体の特徴や効果は分かったけれど、実際にどの化粧品を選べばいいのか迷っていませんか?
    美肌を目指してビタミンC誘導体配合化粧品を購入したい方に、以下の商品をご紹介します!

    APPSプラスEローションセット

    毛穴の引き締め・ニキビケア・くすみケアをしたい方向け

    配合ビタミンC誘導体:APPS
    内容量:パウダー0.6g・ローション60mL

    高浸透型ビタミンC誘導体であるAPPSを試したいなら、美白化粧品のラインナップが豊富なブランドでもある、濃厚本舗のローションセットがよいでしょう。
    ビタミンCパウダーとローションが別々になっており、使用直前に混ぜあわせて使います。
    APPSを溶かしたローションは変質しやすいため、冷暗所に保管して1ヶ月以内に使い切ってください。
    ビタミンC誘導体の効果を実感しやすいと好評で、毛穴の開き・ニキビ・くすみで悩む方に適しています。
    敏感肌でもヒリヒリ感じにくい濃度である1%のビタミンC誘導体ローションを作れるセットで、刺激を避けて美白ケアしたい方にぴったりです。

    フォードヘア化粧品 モチュレ アスタリノ

    乾燥とくすみを同時にケアしたい方向け

    配合ビタミンC誘導体:テトラへキシルデカン酸アスコルビル
    内容量:120g

    ビタミンC誘導体配合化粧水を使ってみたことはあるけれど、乾燥が気になって使い続けられなかった……という方に向いているのが、サロン向けヘアケア・スキンケア製品を取り扱っているフォードヘア化粧品のモチュレアスタリノです。
    スキンケアの仕上げに使うクリームタイプで、油溶性のテトラへキシルデカン酸アスコルビルを配合しています。

    敏感肌・乾燥肌でも刺激を感じにくい使い心地で、ビタミンC誘導体を肌に届けながら油分補給できるのが大きな特長です。
    油分量が少なくカサつきやすい肌質の方に適していると言えるでしょう。

    ビタミンC誘導体とピュアビタミンCの違いは?

    肌のくすみや毛穴をケアできる成分として、ビタミンC誘導体とは違う「ピュアビタミンC」という新成分も最近注目されています。
    ビタミンC配合化粧品を選ぶなら知っておきたい、この2つの成分の違いについて理解しておきましょう。

    ピュアビタミンCはビタミンC誘導体ではない

    ビタミンC 美容液

    美容液などに配合されるピュアビタミンCは、誘導体とは異なります。
    先述のとおりビタミンC誘導体は肌に浸透したあと分解されてビタミンCに変化しますが、ピュアビタミンCはビタミンCそのもの。
    壊れやすいビタミンCを特殊な加工技術で安定化させることにより、誘導体化せずに化粧品に配合できるのです。

    ピュアビタミンCは即効性が感じられると口コミで人気を集めていますが、美白効果を厚生労働省に認められていません。
    また透明感や毛穴の引き締めにも効果があると言われているのですが、医薬部外品のように明確な効果は確認されていない新成分です。
    そのためピュアビタミンC配合化粧品には「美白」と記載することができません。

    それに対してビタミンC誘導体は、メラニン色素の生成を抑える効果が実証されているため、厚生労働省に美白成分として認可されており、配合されている化粧品にはパッケージに「美白」と記載することが許可されています。

    したがって、ピュアビタミンCは美白効果があると言われてはいるものの、実証データが確立されているわけではないと理解しておきましょう。

    酸化しやすいのがデメリット

    ネイルオイル

    ピュアビタミンCは美容効果を実感しやすく満足度も高い傾向にある注目の成分ですが、酸化しやすいのがデメリットです。
    配合した美容液は開封すると酸化をはじめ、色が黄色っぽくなり鉄がさびたような酸化臭を感じることがあります。
    化粧品は、開封後は冷暗所に保管し数ヶ月以内に使い切るのが理想です。

    ビタミンC誘導体化粧品は朝に使用してもいいの?

    美白やコラーゲン産生のサポートなど、美肌効果が期待できるビタミンC誘導体。
    一体どのタイミングで使えばいいのか分からず困っていませんか?
    「ビタミンC=紫外線を浴びると成分が壊れる」というイメージから、ビタミン配合化粧品は朝に使用しない方もいます。
    ビタミンC誘導体配合化粧品は朝に使用するべきなのか控えるべきなのか、正しい知識を身につけましょう!

    基本的に朝・晩使用できる

    ビタミンC誘導体配合化粧品は紫外線を浴びても酸化を起こしにくいため、朝・晩使用できます。
    またビタミンC誘導体は安定性が高いため、肌に塗った状態で日中過ごしても悪影響はありません。

    ピュアビタミン配合化粧品は注意が必要

    誘導体という名前がついているビタミンCは安定性が高いですが、ピュアビタミンは酸化しやすいため日中は慎重に使いましょう。
    ピュアビタミン配合品は製品によって朝・晩使用できるものと、夜のみの使用が推奨されているものがあります。

    ピュアビタミン配合化粧品は、メーカーごとに加工技術や保存料の配合技術によって安定性が異なるのが特徴です。
    製品によって使用できるタイミングが違うため、購入前に商品詳細やパッケージで使用方法を確認しておきましょう。

    朝・晩使えるピュアビタミン配合化粧品はメイク前に使えますが、長時間肌に触れると肌のうえで酸化を起こすことがあるため注意してください。
    朝にピュアビタミン配合化粧品を塗り、帰宅後化粧を落とさずに寝てしまうと、酸化した化粧品が肌を傷つけることがあります。
    朝に化粧品を使うのであれば夜に洗い流し、肌を傷つけないために正しいケアを心がけてください。

    ※「酸化」とは化粧品成分と空気中の酸素が結びついてさびることです。
    さびた状態の化粧品を肌に付着させていると、細胞が傷つきくすみや肌荒れを引き起こしてしまいます。

    AmazonのビタミンC誘導体人気ランキング

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    ビタミンC誘導体配合化粧品で透明美肌を目指そう!

    スキンケア 美肌 モデル

    肌のくすみや毛穴トラブルなどの悩みにアプローチするビタミンC誘導体は、化粧水やクリームなどに配合されています。
    紫外線ダメージや肌のたるみ、皮脂の過剰分泌を感じているなら、ビタミンC誘導体配合化粧品でケアをはじめてみてください。

    ビタミンC誘導体にはいくつか種類があるため、それぞれの特徴や効果を理解しておくと化粧品選びが楽になります。
    肌悩みや肌質にあうビタミンC誘導体配合化粧品でスキンケアを続けて、くすみや毛穴の開きのない、透明美肌を目指しましょう!

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