今日からはじめる穴釣り入門!ロッド選びから時期や仕掛けまでを徹底解説

テトラポット


穴釣りは、組まれた消波ブロック同士の隙間の穴に仕掛けを投入し、根魚類(水中の障害物の陰に隠れて生活している魚)などを狙うユニークな釣りです。

この記事では、「穴釣りをはじめてみたい」とお考えの方向けに、釣り場、釣れる魚、釣り方、タックル(釣り具全般)、エサなどについて徹底解説していきます。

穴釣りとは?

テトラポット


穴釣りは、組まれた消波ブロック同士の間に開いた隙間の穴から、各種虫エサや各種身エサ(詳細は後述)をつけた仕掛けを投入し、水中に沈んでいる消波ブロックの陰に身を潜めている根魚類などを狙う釣り方です。

詳細については後述しますが、穴釣りが可能な釣り場は日本全国に数多く存在しており、気軽に釣行できるのが魅力です。
また、穴釣りは最低必要なタックルの種類が少なく、価格も低価格なものが中心である点も、「入門者にはうれしいポイント」と言えるでしょう。

入門する際のハードルが比較的低い穴釣りですが、実際の釣り方のなかには、穴釣り以外のさまざまな釣り方においても非常に重要な動作やコツが隠れていることも事実です。
ですから、穴釣りは釣り自体の経験が浅い方や、釣りのあれこれについて深く学びたい方にもぴったりな釣りなのです。

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2018.07.30

穴釣りができる釣り場の3つの条件を解説!

テトラポット


穴釣りは、消波ブロックが設置されている場所であればどこでもできるというわけではなく、穴釣りに適した条件を満たした釣り場でなければ、納得のいく釣果は得られません。

ここでは、穴釣りが適切に楽しめるかどうかを判断するうえで基準となる、3つの条件を解説していきます。

① 安全性

テトラポット


安全に穴釣りを楽しめるかどうかは、穴釣りの釣り場において最も重要なポイントです。
消波ブロックの上は足の踏み場が狭く、歩きづらい角度に設置されていることも少なくないので、無理な釣行は命取りとなります。

まずは両手にタックル一式を持った状態で、安全、かつ楽に消波ブロックへの乗り降りや移動ができることが絶対条件です。
堤防と消波ブロックとの高低差が大きいことや、足が置きにくいサイズや形状の消波ブロックで構成されていて、手でつかまなければ乗り降りすることができない釣り場は、「穴釣りに向いている」とは言い難いでしょう。

また、高めの波が打ちつけた際に、釣り座に水が掛かることがないことも大切です。
水にぬれた消波ブロックは非常に滑りやすく、靴底がしっかりと接地しないこともあるため、スパイクつきのシューズを履いている場合でも、気軽に乗ることはおすすめできません。

特に外海に面している釣り場や、船舶の往来がある釣り場では、高めの波が発生する頻度が高くなる傾向にありますので、十分な注意が必要です。
また満潮時や沖合の天気が荒れている時など、特定の条件下で危険性が増す釣り場もあります。
ですから、潮汐や沖合の天気に応じて柔軟に釣り場を選択できるよう、あらかじめ複数の釣り場を選択候補としてピックアップしておくことをおすすめします。

② 穴のなかの水深

海


穴釣りは、メインターゲットである根魚類が住処として好んでいる障害物周辺に直接仕掛けを投入する釣り方であるため、釣り場の水深が釣果に与える影響は比較的限定的です。
とはいえ、一定の水深は不可欠な要素ですし、水深が深い釣り場は大物が好むことも事実です。

穴の中の水深を見極める際には、消波ブロックが設置されている堤防の水深を参考にします。
しかし、水面から底まで真っすぐ一直線に伸びている穴はほとんどありません。

そのため、穴に仕掛けを投入して沈めていくと、上に消波ブロックを積み上げていくための基礎として底に沈められた消波ブロックに阻まれてしまい、底まで無事に仕掛けが到達することは皆無に近いでしょう。
したがって穴の中の水深は必然的に、消波ブロックが設置されている堤防の水深よりも1~2mほど浅くなることを覚えておく必要があります。

穴釣りでは1mの水深が確保されていれば、一定の釣果は期待できるでしょう。
しかしながら、25cmを超える大物を狙う場合や、ハタ類やイシダイなどの警戒心が強い魚を狙う場合には、3m以上の水深が必須となるケースもあります。

③ サイズ・形状・密度

テトラポット


組まれた個々の消波ブロックのサイズや形状によって密度が変わってくるため、仕掛けを投入可能な穴の数や、移動時の歩きやすさなどはこの密度によって大きく左右されます。
前述した安全性にも直結する場合があるため、慎重な判断が求められます。

個々の消波ブロックのサイズが大きい釣り場や、丸みを帯びた形状のもので構成されている釣り場は、密度が低くなる傾向があり、仕掛けを投入可能な穴の数が多くなるメリットがある一方、消波ブロック間の隙間は大きくなるので、乗り移るのが難しくなることも。
また釣り座から穴までの距離が遠くなることもあるため、120cm以上の長めのロッドが必要となる場面もあるでしょう。

個々の消波ブロックのサイズが小さい釣り場や、角ばった形状のもので構成されている釣り場は、密度が高くなる傾向があります。
移動時の歩きやすさや安全性の面では、密度の高い釣り場に分がありますが、仕掛けを投入可能な穴の数は、どうしても少なくなってしまいます。
また穴の広さも狭いので、掛かった魚とやり取りする際や、根掛かり(水中の障害物に仕掛けが引っ掛かること)に対応する際のロッド操作の難易度は高まると言えるでしょう。

穴釣りで釣れる5種類の魚をご紹介!

カサゴ


穴釣りのメインターゲットは、15cm前後の根魚類です。

ここでは、穴釣りで釣れる代表的な5種類の魚それぞれの特徴を解説します。


根魚類は、基本的には水温が低くなる時期に活性が高まる魚ですが、穴釣りであれば、ほぼ1年中狙うことが可能です。

① カサゴ

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カサゴ(「アラカブ」や「ガシラ」などとも呼ばれる)は、赤い体色が特徴の根魚類です。
根魚類の代表的存在ですが、食味が非常によいことから、11月から3月にかけての旬の時期には、超高級魚として高値で取引されます。

体のあちこちには鋭いトゲがあり、刺されると長時間痛みが抜けませんので、必ずメゴチバサミ(素手で触れることが危険な魚をつかむための道具)でつかむようにしましょう。

② クロソイ

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クロソイは、黒い体色が特徴の根魚類です。
近年はゲームフィッシングの好敵手として、後述のアイナメと人気を二分する存在であり、最大で60cm前後まで成長します。

前述したカサゴ同様、体中が鋭いトゲで覆われていますので、メゴチバサミの使用は必須です。

③ ムラソイ

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ムラソイは、焦げ茶色の体色が特徴の根魚類です。
ゴロタ浜(大きめの石で構成されている浜辺)での釣りでおなじみの魚で、比較的水深が浅い場所を好んで生息しています。

体中のトゲは、前述したカサゴやクロソイと同様で、最大でも30cmが限界サイズですが、煮つけなどで食べると非常に美味です。

④ シロメバル

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シロメバル(陸続きの釣り場からアプローチする各種釣り方で釣れるメバルは、ほとんどがこの種類)は、薄い茶色の体色が特徴の根魚類です。
ライトゲーム」と呼ばれる、小型のルアーを使用するゲームフィッシングの人気ターゲットの1つで、穴釣りでも度々見かける機会があります。

エラや背ビレにはトゲがあるものの、トゲの量や長さは限定的で、近年は小型の個体の乱獲や生息環境の悪化に伴い、数を大きく減らしている魚です。

⑤ アイナメ

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アイナメ(「アブラメ」などとも呼ばれる)は、海藻や岩などの、生息環境にあわせた保護色が特徴の根魚類です。
前述のクロソイと同様に、ゲームフィッシングの好敵手となっていますが、穴釣りでの遭遇率は意外にも少ないです。

根魚類としては珍しく、体中がツルツルでトゲは一切なく、一度ハリ掛かりすると、「首振りダンス」と呼ばれる、首を左右に振る独特の引きを見せます。

穴釣りの2種類の釣り方を解説!

海釣り 釣り竿 リール


穴釣りには2種類の釣り方があります。
好釣果を得たいのであれば、それぞれの釣り方の長所や短所を知り、釣り場の状況に合った釣り方で魚を狙い撃ちすることが肝心です。

ここでは穴釣りの2種類の釣り方、それぞれの長所と短所を取り上げていきます。

① 手持ちスタイル

手持ちスタイルは、ロッドを手で持った状態でアタリ(魚がエサをくうことで、竿先やウキなどの状態に変化が表れること)を待つ釣り方です。

アタリがロッドを持つ手にダイレクトに伝わるため、魚とのエキサイティングな駆け引きを堪能することができます。
また場合によっては、ロッドやリールを操作して仕掛けを動かすことで、魚の捕食本能を効果的に刺激することも可能です。
手持ちスタイルの釣り方ならではの、狙い方の幅の広さは、シビアコンディション(釣り場の状況が悪く、好釣果が得られる可能性が低くなっている状況)で強い武器となるでしょう。

ただし出せるロッドの本数が、釣り人1人当たり1本に制限されてしまうため、広範囲の魚を一度に狙うことはできず、効率が悪い釣り方と言えます。
特に時合いで集中的に攻めて釣果を伸ばしたい場面では、効率の悪さが釣果に悪影響を及ぼすことにもなりかねません。


時合いとは、「マズメ時」と呼ばれる早朝と夕方の時間帯や、潮汐によって水位の変化が著しく、魚の活性が高くなる時間帯のことです。

② 置き竿スタイル

置き竿スタイルは、ロッドを消波ブロックや堤防の上に置いた状態でアタリを待つ釣り方です。

複数のロッドを出すことができるため、広範囲の魚を一度に狙える点が最大のメリットです。
時合いに突入すると魚の活性は高まり、積極的にエサを捕食するようになるため、時合いで釣果を最大限伸ばしたいのであれば、ぜひとも置き竿スタイルで釣りをしたいもの。

とはいえ、仕掛けを動かして魚に誘い掛けることが難しいのは、無視できない欠点です。
実際の穴釣りでは、静止しているエサには魚が興味を示さない状況も想定されるため、1投ずつの狙い方にはなるものの、釣り人から積極的に働きかけることができる手持ちスタイルの釣り方に分があると言えます。

なお置き竿スタイルの釣り方では、ロッドから離れた場所でもアタリを把握できるよう、クリップ式鈴(詳細は後述)をロッドに装着してアタリを待ちます。

穴釣りに最低必要な5種類のタックルをご紹介!

海釣り


穴釣りに最低必要なタックルは5種類あり、その多くは入門者でも比較的気軽に購入できる価格のものです。

ここでは選び方のポイントと、おすすめの各種タックルについてご紹介します。
穴釣りをはじめてみたいとお考えの方はぜひ、ここで取り上げた内容を参考に、各種穴釣り用タックルをそろえてみてください。

① ロッド

ロッドの選び方のポイントは?

ロッド 穴


手持ちスタイルの釣り方では、長いロッドで無理に狭い穴を狙おうとすると、消波ブロックに竿先がぶつかって破損する可能性があります。
そのため、取り回しのよさを重視し、110cm以下の短いロッドが最適です。

置き竿スタイルの釣り方の場合、長さが短いロッドだと、リールから竿先までの距離を長くとることができず、ロッドを消波ブロックや堤防の上に置いた際に、穴まで竿先が届かない可能性があります。
したがって置き竿スタイルの釣り方では、120cm以上の長いロッドの使用がおすすめです。

適合オモリ負荷(ロッドが本来持っている性能を損なうことなく使用できるオモリの重さ)については、水中の消波ブロックの奥深くに逃げ込もうとする魚を強引に引き抜く際に不可欠なパワーを考慮する必要があります。
基本的には、使用するオモリの重さが適合オモリ負荷の中間値になるロッド(例えば、重さが10号のオモリを用いる場合は、5~15号の適合オモリ負荷が設定されているロッド)が無難です。

おすすめのロッドは?

OGK テトラスポットHG 100


長さ:120cm
自重:100g
適合オモリ負荷:-

各種タックルの企画、製造、卸売りを行っている「大阪漁具」が製造するロッドです。

非常にトータルバランスが高く、穴釣り初心者でも扱いやすい無難な使用感が魅力的です。
適合オモリ負荷は非設定ではあるものの、10号程度の重さのオモリを使用した場合に、最も高いポテンシャルを発揮できる設計に仕上がっています。

竿先は、視認性の高い蛍光色となっており、暗い場所でも竿先の位置がわかりやすいですので、誤って竿先を消波ブロックにぶつけて破損させてしまうことを防止できます。
穂先には、感度を向上させたフェノールグラス素材が用いられており、繊細なアタリも逃すことなく確実に釣り人に伝達してくれるでしょう。

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② リール

リールの選び方のポイントは?

ベイトリール


使い勝手や使用方法を総合的に勘案した場合、穴釣りではベイトリール、または両軸リールの使用が望ましいでしょう。

ベイトリールとは、スプール自体が回転してラインを出し巻きするタイプのリールのうち、「レベルワインダー」と呼ばれる、スプールの端から端まで均等にラインを巻き取っていくための機構と、「ブレーキシステム」と呼ばれる、キャスト(仕掛けを遠方に投射すること)時のバックラッシュ(スプール(ラインを巻く部分)からラインが過放出されたことに起因する各種ライントラブル)を防止するための機構がついているタイプのリールのことです。
両軸リールとは、スプール自体が回転してラインを出し巻きするタイプのリールのうち、レベルワインダーとブレーキシステムとのいずれか、またはいずれもついていないタイプのリールのことを言います。

ベイトリールは操作性、巻き上げ時のパワーやスピード、置き竿スタイルの釣り方における置きやすさなどが長所です。
とはいえ、手持ちスタイルの釣り方の場合は、自重の重さがストレスになることがあります。

両軸リールは手ごろな価格と自重の軽さが特徴です。
操作性などはベイトリールにかないませんが、穴釣り入門者や、手持ちスタイルの釣り方が中心の方にはぴったりです。

穴釣りは仕掛けをキャストする釣り方ではないので、使用する道糸を50m程度巻くことができるラインキャパシティー(リールのスプールに巻くことができるラインの量)が設定されているリールをおすすめします。

おすすめのリールは?

シマノ クラブデミ 20RL ブルー

シマノ クラブデミ 20RL ブルー
タイプ:両軸リール
自重:87g
ギア比:4.3
最大巻き上げ長:43cm
最大ドラグ力:実用耐力が3kg
ラインキャパシティー:ナイロンライン2号が150m

大手タックルメーカーである「シマノ」が製造する両軸リールタイプのリールです。

4.3のギア比(動力伝達用の2つのギアの周長比)は、素早い仕掛けの回収に大きく貢献しており、根掛かりのリスクを大幅に低減してくれます。
筆者もこのリールを所有していますが、コストパフォーマンスと、大手タックルメーカーならではの基本性能の高さは、「高評価に値する」と感じています。

小型の両軸リールとしては陳腐な設計ではあるものの、実際の穴釣りでは、価格以上の満足感を得られるリールでしょう。
ただ、太さが3号未満の細い道糸を使用する場合に、バックラッシュ(キャスト時にスプールが回転しすぎてスプール内で糸が絡むこと)の発生率が若干高い点には注意しなければなりません。

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③ メインライン

メインラインの選び方のポイントは?

釣り用品 ライン


現在、さまざまな釣り方において広く用いられているメインライン(「道糸」とも呼ばれる)は、ナイロン素材を主原料とする「ナイロンライン」、ポリフッ化ビニリデンを主原料とする「フロロカーボンライン」、ポリエチレンを主原料とする「PEライン」の3種類に分類されます。

PEラインは、釣り方によっては高いポテンシャルを発揮しますが、「耐摩耗性が極めて低い」という難点があるため、障害物周辺で行う穴釣りには不向きです。

フロロカーボンラインは比重が大きいため、素早く水になじみますので、潮流でメインラインが引っ張られて仕掛けが動き、根掛かりしてしまうリスクを低減できます。
ただ、PEラインに次いで高価なメインラインであるため、もともと別の釣り方で使っていたフロロカーボンラインを流用する場合を除き、穴釣りのためにわざわざ購入するメリットはありません。

メインラインに特別な品質が求められない穴釣りでは、最もポピュラーで安価なナイロンラインがあっているでしょう。

太さは3号を基準とし、使用するオモリの重さが10号以上の場合は、4号を用いるのがベストです。

おすすめのメインラインは?

サンライン 磯スペシャル ビジブルプラス 3号


タイプ:ナイロンライン
太さ:3号
カラー:パッションオレンジ

大手繊維メーカーである「サンライン」が製造するナイロンラインタイプのメインラインです。

蛍光オレンジは視認性が非常に良好であるため、組まれた消波ブロックの奥深くの暗い場所でも、道糸の位置を把握しやすい点がうれしいポイントです。
軽めの比重(水の重さを「1」と評価した際の、ラインの重さとの比率)が設定されていますので、仕掛けが着底した際に、メインラインがたるんで沈下し、周囲の障害物に絡みついてしまうトラブルの心配がありません。

なお、150mボビン巻きでの販売ですので、3号が50mのラインキャパシティーが設定されているリールの場合、1ボビン当たり3回分の計算となります。

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④ 仕掛け

仕掛けの選び方のポイントは?

オーナー(OWNER) テトラ玉 3 B-3378

オーナー(OWNER) テトラ玉 3 B-3378
穴釣りで用いられる仕掛けには、自作の仕掛けと、「ブラクリ仕掛け」と呼ばれる、オモリ、ハリス(ハリを結ぶライン)、ハリが組み立てられた状態で販売されている完成品の仕掛けとがあります。

自作の仕掛けは、釣り場の状況や釣り方のスタイルにあわせて、各種仕掛けアイテムの種類や使い方を柔軟に変更できるため、最高の釣果を得たい場合には非常に有利です。
とはいえ、自作の仕掛けは仕掛けを作る手間が掛かりますし、各種仕掛けアイテムの選び方は、釣り自体の経験が浅い方にはハードルが高いでしょう。

ブラクリ仕掛けは、パッケージから取り出してすぐに使える状態で販売されていますので、穴釣り入門者にはもってこいです。
自作の仕掛けと比較すると、シビアコンディションにおける釣果は劣っていますが、購入後すぐに使える手軽さは魅力と言えます。

オモリの重さは5号が標準ですが、潮流がおだやかな湾内の釣り場であれば、3号程度の軽いオモリも使用可能です。
一方で、外海に面していて常に波が打ちつける釣り場では、7号以上でないと釣りが成立しません。

おすすめの仕掛けは?

ささめ針 ブラクリ 5


オモリの重さ:5号
オモリの形状:ソロバン型
オモリのカラー:赤
個数:3個入り

大手仕掛け用品メーカーである「ささめ針」が製造するブラクリ仕掛けです。

「ソロバン型」と呼ばれる、ソロバンのたまの形状をしたタイプのオモリとなっており、釣り場や魚の種類を問わず、オールマイティに使える作りになっています。
メインラインに接続するだけで手軽に根魚類などを狙える仕掛けですので、仕掛け作りの手間を掛けたくない方にもってこいです。

なお、潮流が速い釣り場では、仕掛けが流されて根掛かりを引き起こすリスクが高まりますので、5号よりも重いオモリのものをチョイスするようにしましょう。

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⑤ クリップ式鈴

クリップ式鈴の選び方のポイントは?

オルルド釣具 釣り用 鈴 釣りアラーム ベル 夜釣り・待ち釣り・置き釣り・投げ釣りなどに最適 Wの鈴でアタリをお知らせ シンプル・アナログな鈴タイプ 竿先に挟むだけで使用できるクリップ式の簡単設計 レッド 5個 qb010299a05n0

オルルド釣具 釣り用 鈴 釣りアラーム ベル 夜釣り・待ち釣り・置き釣り・投げ釣りなどに最適 Wの鈴でアタリをお知らせ シンプル・アナログな鈴タイプ 竿先に挟むだけで使用できるクリップ式の簡単設計 レッド 5個 qb010299a05n0
市販のクリップ式鈴には、さまざまな大きさのものがありますが、大きいものは自重も重いため、竿先に装着すると、重みで竿先がしなってしまうことがあります。
穴釣りロッドは、長いものでも150cm以下ですので、小型で小音量のクリップ式鈴でも十分使えます。
クリップ式鈴の重みで竿先がしなると、アタリに対する感度が悪化する原因となりますので、なるべく小型のものを選ぶようにしましょう。

またクリップ式鈴を選ぶ際には、クリップ部の素材についても注目したいものです。

クリップ部の素材は、金属とプラスチックとがありますが、金属製のクリップ部はサビやすく、ロッドを傷つけやすいなどのデメリットがあります。
とはいえ、プラスチック製のクリップ部が採用されているものは、挟むためのバネの力が弱いものが多く、竿先にがっちりと固定されないものも存在します。
それぞれの素材の長所と短所とを勘案したうえで、使用する竿にあったクリップ式鈴を購入しましょう。

おすすめのクリップ式鈴は?

【宝福印/HOUFUKUSIRUSI】クリップ鈴(金色カラー鈴) S-小 2個セット


サイズ:小
個数:2個入り

最もオーソドックスなタイプのクリップ式鈴です。

全体が金属製となっていますので、海水に含まれる塩分でサビが発生しないよう、使用後は表面に付着した塩分を洗い流すために、必ず水洗いと乾燥を心がけるようにしましょう。
また、ロッドにクリップ式鈴を装着したままの状態で仕掛けの投入や回収を行うと、ポロンと落ちてしまいかねませんので、少々面倒ではあっても、ロッド操作時はその都度外すようにしてください。

穴釣り初心者におすすめのタックルセットもご紹介!

テトラロッド ファイブスター カラフル テトラ セット 110 (パープル) / 探り釣り 穴釣り ちょい投げ 竿

テトラロッド ファイブスター カラフル テトラ セット 110 (パープル) / 探り釣り 穴釣り ちょい投げ 竿
穴釣りにはじめて挑戦する方は、ロッドとリールとがセットになったタックルセットを購入するのもおすすめです。
タックルの選び方についての知識が豊富な上級者であれば、ロッドとリールとを別々に購入するのが望ましいですが、入門したばかりの方の場合は、選び方で大外しするのことのないタックルセットを選択しておくのが無難です。

ここでは、実用性を考慮したうえで筆者がおすすめするタックルセットをご紹介していきます。

なお、釣具店ではブラクリ仕掛けやそのほかのアイテムもセットになった、オールインワンタイプのタックルセットも販売されています。
インターネット通販サイトでは取り扱われていないため、穴釣りで必要なアイテムがすべてそろったものを選びたい方は、釣具店に足を運んでみましょう。

プロマリン テトラ穴釣りセット 110


セット内容:ロッドとリール
ロッドの長さ:110cm
ロッドの自重:76g
ロッドの適合オモリ負荷:1~10号
リールのタイプ:両軸リール
リールの自重:-
ギア比:-
最大巻き上げ長:-
最大ドラグ力:-
ラインキャパシティー:-

各種タックルや各種マリンレジャー用品の企画や卸売りを行っている「浜田商会」がプロデュースする、「プロマリン」ブランドの穴釣り用ロッドと穴釣り用リールとがセットになった、入門者向けの穴釣り用タックルセットです。

手持ちスタイルの釣り方に適したセット構成で、しかも2,000円未満という価格はかなりお買い得であり、「穴釣り入門者の心強い味方」と言えます。

なお、リールには太さが2号のナイロンラインタイプのメインラインが巻かれていますが、穴釣りで使うメインラインとしては細すぎます。
前述した通り、3~4号の太さのメインラインを別途購入して交換する必要があるでしょう。

穴釣りで使われる4種類のエサを解説!

釣り餌


ここでは、穴釣りで使われる4種類のエサそれぞれの特徴について解説します。

① アオイソメ

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アオイソメは、海釣りにおけるポピュラーなエサの1つであり、さまざまな種類の魚を狙うことができます。
ほかの虫エサよりも動きが活発であるため、動きによって魚にエサの存在をアピールすることを得意としています。

穴釣りで一般的に用いられるエサのなかでは、最も安く入手できるエサです。

② アカイソメ

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アカイソメ(「イワイソメ」や「マムシ」などとも呼ばれる)は、投げ釣りやヘチ釣りなどにおいて、大型の魚を狙う際に好んで使用されるエサです。


投げ釣りとは、重いオモリがついた仕掛けをキャストし、さまざまな魚を狙う釣り方のこと。
ヘチ釣りとは、長めのハリスを用いたシンプルな仕掛けでチヌなどを狙う釣り方のことです。

水中で強烈なにおいを放つため、集魚力の高さは虫エサのなかでもピカイチ。

前述のアオイソメと比較すると価格が高価であるため、穴釣りでは1本のハリにアオイソメとミックスでつける使い方が望ましいでしょう。

③ 各種身エサ

【釣り餌】【冷凍つけエサ】 サンマ切り身  5個セット

【釣り餌】【冷凍つけエサ】 サンマ切り身  5個セット
魚の切り身を用いた各種身エサは、釣具店などで冷凍状態で販売されているもののほか、鮮魚店で販売されている、サンマやサバなどの青魚、イカ、キビナゴなども使用できます。
前述のアカイソメ同様、強烈なにおいで魚の捕食本能を刺激してくれる最強のエサで、大物釣りでは基本となるエサです。

なお、鮮魚店で購入した青魚を身エサとして使う場合は、適切な大きさに切ったあと、塩に一晩漬けることで身を硬くし、ハリから落ちにくくするのがセオリーです。

④ ワーム

マルキュー(MARUKYU) パワーイソメ(中) 青イソメ

マルキュー(MARUKYU) パワーイソメ(中) 青イソメ
近年の穴釣りでは、ワーム(「ソフトルアー」とも呼ばれる)が生エサの代わりに使用されることも増えています。
ワームは生エサのような動きやにおいがないため、生エサに触れることに抵抗を感じる方には、まさにぴったりです。

肝心の釣果については、生エサならではのにおいや動きを完全に再現できないため、1段劣ってはいるものの、保存が極めて容易である点など、メリットの多いエサです。

穴釣りの釣り方の3つの流れを解説!

釣り


実際の穴釣りにおける釣り方の流れは、釣り初心者でも比較的簡単にマスターできるものです。
効率的で理にかなった釣り方の流れについて学び、釣果を伸ばしていきましょう。

① タックルのセッティング

まずロッドにリールを装着し、リールからメインラインを引き出して、ロッドのガイドにメインラインを通していきます。
ガイドへの通し忘れが1つでもあると、ロッドに大きな負荷が加わった際に破損する原因となりますので、通し忘れがないかどうかを必ず確認するように心掛けましょう。

あとは、メインラインにブラクリ仕掛けを接続すれば、タックルのセッティングは完了です。
接続する際には、陸続きの釣り場からアプローチする各種釣り方で広く用いられている、「クリンチノット」と呼ばれる結び方を使用するのが無難です。

② エサ付けと仕掛けの投入

ハリにエサをつける際は、エサの種類に応じて最適なつけ方をする必要があります。
各種虫エサやワームの場合は、ハリの形に添ってエサの内部にハリを通していく、「通し刺し」と呼ばれるつけ方がベストでしょう。
各種身エサの場合は、チョン掛け(ハリ先にエサを1回刺すだけのつけ方)よりも外れにくい、「短冊刺し」と呼ばれるつけ方が一般的です。

仕掛けを投入する際は、まず、タラシ(竿先からオモリまでの長さ)が15cm程度になるようにメインラインの量を調整します。
次に斜め下45°の角度でロッドを持った状態で、仕掛けを投入する穴に竿先を突っ込み、竿先を出し入れしながら仕掛けの投入点の真上に竿先を持ってきます。

仕掛けの投入点が定まったら、ロッドの角度を保ちながらリールのクラッチをオフにし、メインラインを出していきましょう。
メインラインの放出中は必ず、「サミング(「フェザーリング」とも)」と呼ばれる、スプールを、リールを持っている手の親指で軽く触れる操作を行うように心掛けます。
サミングによって、メインラインの放出量や放出スピードを制限することで、バックラッシュや着底直後の根掛かりを回避できるからです。

仕掛けが着底することでメインラインの放出が止まったら、ロッドの角度を維持したままリールを巻いて、仕掛けを底から30cmほど浮かせ、アタリを待ちます。
置き竿スタイルの釣り方では、消波ブロックや堤防の上にロッドを置き、竿先にクリップ式鈴を装着してアタリを待ちましょう。
手持ちスタイルの釣り方の場合は、ロッドの角度を維持したまま、じっとアタリを待つのはもとより、竿先を上下に動かして誘いを掛けるのも効果的です。

③ アワセとやり取り

釣り 男性


アタリは竿先が激しく動くことで表れます。
アタリが来たら、竿先を少し下げながらゆっくりとリールを巻きはじめ、周囲に竿先がぶつからない程度のストローク幅(振り幅)でロッドをあおりながらリールを素早く巻き、確実にアワセ(魚の口にハリを確実に掛けるために、ロッドやリールを操作すること)を入れます。

あとはリールを速めに巻いて、魚を障害物に潜り込ませないように努めながら取り込みましょう。
なお、「掛かった魚の重さが重く、抜き上げづらい」と感じた場合は、魚を水面まで上げたうえで、竿先を斜め下75°まで下げながらリールを巻いて魚を水面の位置に保ち、ロッド操作のみで慎重に抜き上げるようにします。

30秒程度待ってもアタリがなかった場合は、直前のロッドの位置や角度を保ったままリールを速めに巻き、タラシが15cm程度になるところまで仕掛けを上げたら、竿先ごと穴からゆっくりと抜き出すように仕掛けを回収しましょう。

穴釣りの釣り方の注意点は?

釣り 釣り竿


穴釣りにおいて最も注意したいのは、根掛かりへの対応です。
仕掛けが根掛かりした際、ロッドやリールの操作方法を誤ると、ロッドの破損に至る危険性があります。

仕掛けが根掛かりしてしまった場合には、アワセを入れる要領で竿先を軽くあおり、外れるかどうかまず試してみましょう。
竿先を強くあおると、ハリやオモリなどが障害物にさらに食い込んでしまい、余計に外れづらくなりますので、あくまではじくように軽くあおるようにします。

それでも外れない場合は、手袋やタオルで手を保護したうえでメインラインをつかみ、強く引っ張ることで、メインラインとブラクリ仕掛けとの結び目を破断させるようにしましょう。
ロッドとメインラインとを一直線にし、ロッドを引っ張って破断させる方法では、スプール上の道糸やリールそのものを傷めてしまうので、必ず手で引っ張ることでメインラインを破断させるようにしてください。

穴釣りにおすすめの釣り場もご紹介!

テトラポット


前述したように、穴釣りは消波ブロックさえあればどこでも可能なのではなく、穴釣りに適した条件を満たした釣り場で行う必要があります。

ここでは、日本全国に数多く存在している穴釣りが楽しめる釣り場のなかから、東京都在住の方におすすめの釣り場についてご紹介していきます。

下洲漁港

下洲(したず)漁港は、千葉県富津市にある漁港です。
穴釣りが可能なエリアは、漁港の東側から伸びている堤防の外海側に設置されている消波ブロックと、漁港の西側の埋め立て地になっているエリアの東側の、突堤の外海側に設置されている消波ブロックです。

設置されている消波ブロックは、三角形で大きなサイズの消波ブロックとなっています。
足場の状態は非常に良好ですので、釣り初心者でも比較的安心して穴釣りを行うことができるでしょう。

釣果は根魚類が中心で、カサゴやムラソイなどの数釣りを満喫することができます。
穴釣り以外でも、チヌ、ウミタナゴ、シーバス、シロギス、アジ、サバなど、多彩な魚を狙える釣り場ですので、ぜひとも一度足を運んでみてください。

【下洲漁港の詳細情報】

住所千葉県富津市富津
駐車場漁港の西側にある布引海岸の駐車場や, 漁港の西側の埋め立て地になっているエリアなど
車でのアクセス館山自動車道の木更津南インターチェンジから国道16号を西へ進み, 新井交差点を左折して南へ進む
最寄りのコンビニデイリーヤマザキ 富津岬店(下洲漁港から車で3分)
最寄りの釣り具店やまいく釣具店(下洲漁港から車で4分)

タックルをそろえて穴釣りをはじめてみよう!

ムラソイ


穴釣りは、釣り初心者からベテランの釣り人に至るまで、さまざまな方が魚とのスリリングな駆け引きを楽しめる釣りです。
また好条件が重なれば、30cm以上の大物が掛かったり、1人で20匹以上の釣果が得られたりするなど、高いポテンシャルを秘めた釣りでもあります。

みなさんもこの記事の内容を参考に、穴釣りに必要なタックルをそろえて、魅力いっぱいの穴釣りをぜひはじめてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

魚川 一之助

大の釣りマニア

小学生の頃から釣りが大の趣味で、エサ釣りからゲームフィッシングまで幅広い釣りを楽しんでいます。
なるべく丁寧で分かりやすい説明を心掛けていきますので、お役に立てれば幸いです。