ハイドロキノンとは?市販の効果と副作用についても

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片桐 まこ

元エステティシャン・コスメマニア
フェイシャルケアとボディスリミングを担当していた元エステティシャンです。
現場での施術だけでなく、店頭で販売している化粧品をお客様にあわせて提供する仕事もしていました!

美のプロとしての経験をもとに、人気のコスメや美容グッズの実力をわかりやすく解説。
肌質や悩みにあわせたコスメ選びをお手伝いします。


    肌の漂白剤ともいわれるハイドロキノンは、世界の医療や美容現場で使われている美白成分。
    ハイドロキノンを配合した医薬品や化粧品は国内でも手に入り、気軽に試すことができます。

    本記事では、「肌の漂白剤というほど効果があるなら使ってみたい……」と考えている方のために、ハイドロキノンの効果や使用方法に関する注意点を紹介。
    処方薬と市販品では効果実感に違いがあるのか、考えられる副作用まで徹底解説します!

    ハイドロキノンとは?効果を解説

    男性 スキンケア 容器

    ハイドロキノンは自然界に存在する天然成分で、イチゴやコーヒーなどに含まれています。
    もともとは写真の現像に使われており、現像者の手が白くなったことから美白作用が発見されました。
    今では医療現場で使われる医薬品や、処方せんが必要なく通販でも購入できる一般化粧品などに配合されています。

    メラニンの発生原因にアプローチできる

    ハイドロキノンが注目を集めているのは、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の発生を抑制するだけでなく、メラニン色素を作り出すメラノサイトという組織を減少させる効果があるためです。
    国内で美白有効成分として知られているアルブチントラネキサム酸などは、メラニン色素の発生を抑制する効果に留まります。

    ハイドロキノンはほかの美白有効成分よりも効果が期待できるといわれていますが、日本では薬用美白成分として認定されていません。

    薬用美白成分には認定されていない

    ハイドロキノンは医学的に効果を認められている成分ですが、厚生労働省の美白有効成分としては認定されていません。
    ハイドロキノンに美白効果があることはわかっているものの、化粧品の場合はどの程度配合してどう使えば美白効果が得られるのか証明されていないのが現状です。

    ハイドロキノン配合化粧品には明確な美白効果が表記されていないため、肌悩みを改善できる保証はありません。
    シミを消したいと考えているなら、治療を行っている美容皮膚科に相談しましょう。

    ハイドロキノンの種類と特徴

    EGF配合化粧品

    世界で医療や美容に使われているハイドロキノンは、大きくわけて3種類あります。
    それぞれ効果実感や特徴が異なるため、違いを理解して正しい知識を身につけましょう!

    ハイドロキノン(純ハイドロキノン)

    ハイドロキノンは化粧品では1~2%、医薬品では4~10%程度配合される成分です。
    美白効果を実感しやすいのが特徴ですが、劣化しやすく使用期限や保管方法を間違うと肌トラブルを起こす可能性があります。
    開封後は冷蔵庫に保管する必要があるものや、使用期限が短く設定されているものがあるため、細心の注意を払ってください。

    ハイドロキノンモノベンジルエーテル

    強力な美白作用を持つこの成分は医療現場で使われることがありますが、白斑(皮膚色素が脱色する現象)を起こす可能性があります。
    日本では化粧品への配合が禁止されていますが、海外の化粧品には配合されていることがあるため、注意してください。
    ハイドロキノン化粧品を海外から個人輸入して購入するのは、避けるのが賢明です。

    安定型ハイドロキノン

    新しいハイドロキノンとして注目されているのが、安定型ハイドロキノン。
    ハイドロキノンに安定させる物質(BCDAC)を合成させることで、劣化しにくいのが特徴です。

    刺激リスクが比較的低いのが魅力ですが、ハイドロキノンよりも効果実感に劣るのがデメリット。
    安定型ハイドロキノンは5~10%の濃度で化粧品に配合されています。

    ハイドロキノンに副作用はある?

    肌トラブル 女性

    シミやくすみのケアに効果があるといわれるハイドロキノンは、副作用に注意が必要な成分です。
    深刻な肌トラブルに発展しないよう、注意すべき点を確認しておきましょう。

    紫外線ダメージを受けやすくなる

    ハイドロキノン配合の軟膏や化粧品を使用している期間は肌のバリアが弱まるため、紫外線ダメージを受けやすくなってしまいます。
    日焼け止めを塗るなどの対策を怠っていると、皮膚が紫外線ダメージをダイレクトに受けてしまうのです。
    赤く腫れるように日焼けをしてしまったり、紫外線による光老化が進行したりするため、日焼け対策を入念に行いましょう。

    赤み・かぶれを起こすことがある

    ハイドロキノンは安定性が悪く、開封すると空気中の酸素と反応して酸化してしまいます。
    ハイドロキノンは酸化するベンゾキノンという成分が発生しますが、これに刺激性があり赤み・かぶれを起こすことがあるので要注意。

    ハイドロキノンの使い方は?

    フェイスクリーム

    ハイドロキノンはスキンケア効果を実感できる期待の成分ですが、正しく使わないと副作用が深刻化したり肌トラブルが発生してしまいます。
    肌を傷つけないためにも、ハイドロキノンの使い方を覚えておきましょう。

    まずはパッチテストから

    ハイドロキノン配合製品を使う場合、まずはパッチテストを行いましょう。
    初めてハイドロキノン化粧品を使う方はもちろん、過去に使用した経験がある方も行ってください。
    使用するハイドロキノンの濃度や体調によって、赤みやかぶれが出たり出なかったりします。
    「前に使ったことがあるから大丈夫だろう……」と油断していきなり顔に塗るのは避け、以下の手順でパッチテストを行うと安心です。

    1. お風呂上りの清潔な上腕(二の腕付近)に、テストする化粧品を1cm大程度塗る
    2. 30分後肌を観察して異常がなければ、2日程度さらに様子を見る
    3. 2日経過しても異常が出なければ化粧品を顔に使用する

    使用期間・塗るタイミングは製品ごとに違う

    ハイドロキノン配合製品は濃度によって、使用できる期間や塗るタイミングが異なります。
    高濃度配合タイプは一定期間(2~3ヶ月)使用したら1ヶ月の休止期間を設ける、夜のみ使うなどの制限があるため、必ずパッケージを確認してから使いましょう。

    比較的濃度が低いハイドロキノン配合製品は、朝・晩の1日2回使えるものもあります。
    期間やタイミングを間違えてしまうと効果が実感できなかったり、かぶれなどの副作用を助長してしまうため、よく確認してください。

    日焼け止めを併用するのはマスト

    先ほど解説した通り、ハイドロキノン使用中は紫外線の影響を受けやすくなるため、必ず日焼け止めを使ってください。
    外出時だけでなく、在宅時にもしっかり日焼け対策をするのがポイントです。
    紫外線は窓ガラスやカーテンを通過して室内にも降り注いでくるため、日焼け止めを数時間置きに塗りなおしてください。
    ごみ出しや洗濯など数分屋外に出るとき、「一瞬出るだけだから日焼け止めは塗らなくていいや」と油断しないよう注意しましょう。
    数分の外出でも紫外線ダメージを受けてくすみやシミの原因を作るため、必ず日焼け止めを塗ってください。

    こまめな塗りなおしができる日は、SPF(紫外線をカットする指数)10~20程度の日焼け止めでも十分です。
    2時間を目安に塗りなおし、紫外線を徹底ブロックしましょう。
    頻繁に塗りなおしができない場合は、SPF値が高い製品を使ってください。
    メイクをしている際など液状の日焼け止めを塗りなおすのが難しいときは、スプレーやUVカットできるフェイスパウダーを活用しましょう。

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    少しでも肌に異常を感じたら使用をやめよう

    ハイドロキノンを使用中に少しでも肌の異常を感じたら、使うのをやめて刺激が少ない化粧品で保湿してください。
    無理に使い続けると炎症がひどくなったり、炎症が原因で色素沈着(くすみ)を起こしてしまったりします。
    ハイドロキノンによる肌トラブルがおさまらず、赤みやヒリヒリが続く場合は皮膚科に相談に行きましょう。

    ハイドロキノンは処方薬or市販品どちらがおすすめ?


    ハイドロキノンを使いたくても、処方薬か市販品どちらから選べばいいのかわからず悩んでいる方は多いはず。
    シミやくすみなどの悩みを効率的にケアしたいなら、選び方を確認しておきましょう。

    医師の診察を受けて処方してもらうのがベスト

    スキンケアにハイドロキノンを使うなら、なるべく医師の診察を受けるのがベスト。
    医師から使い方や注意点についての説明を直接受けられることに加え、トラブルが起きたらプロの目で確認して処置してもらえます。
    美容皮膚科では肌の悩みに応じて、ハイドロキノン以外の治療方法を提案してもらえることもあるため、本気で悩みをケアするなら一度医師に診てもらいましょう。

    市販品の場合は安定性が高い製品を選ぼう

    皮膚科に通えない、手軽に買えるもので続けたいなら市販品が適しています。
    濃度が高い製品を使うと肌トラブルが起きるリスクが高いため、濃度が低め(刺激リスクを避けるため)のものから試してみましょう。

    通常のハイドロキノンなら2%以下のもの、安定型ハイドロキノンなら10%以下のものがよいでしょう。
    敏感肌は酸化した化粧品による刺激を感じやすいため、劣化を起こしにくい安定型ハイドロキノンを配合した化粧品が適しています。
    安定型ハイドロキノンを配合しているかどうかは、パッケージや商品のホームページをチェックして確認しましょう。

    おすすめハイドロキノン配合化粧品

    皮膚科に行かずに、まずは気軽に試せる市販品から使ってみたい……そんな方におすすめのハイドロキノン配合化粧品ブランドを紹介します!

    ビーグレン QuSome ホワイトクリーム 1.9

    ビーグレンはアメリカ発の化粧品ブランドで、日本で販売されている製品は国内の薬事法にもとづいて処方がアレンジされています。
    このQuSomeホワイトクリームは、ハイドロキノンを1.9%配合した夜専用クリーム。

    刺激リスクを避けつつも美白を目指すため、1.9%という濃度にこだわっています。
    ビーグレン独自のQuSome化という技術を採用しており、ハイドロキノンの浸透性を高めてあるのも特徴のひとつです。
    Qusome化とは、超微小のカプセルに成分を包み皮脂にはじかれにくくする技術のこと。
    通常化粧品成分は肌に存在する皮脂にはじかれて浸透しにくいのですが、この技術を採用することで皮脂膜をくぐりり抜けて浸透しやすくなります。

    この製品はクリームとして使う基礎化粧品ですが、水分量が低下した肌だとパサつきを感じることがあります。
    乾燥が気になる場合はこのクリームを塗ったあとに、手持ちの乳液やクリームを重ねづけしてください。

    アンプルール ラグジュアリー ホワイトシリーズ

    ドクターズコスメブランドとして知られるアンプルールは、安定型ハイドロキノンを配合したラグジュアリーホワイトシリーズを発売しています。
    このシリーズは化粧水や美容液など、使い心地や肌悩みあわせて選べる豊富なラインナップが人気のポイント。
    ハイドロキノン初心者にぴったりなのは化粧水で、とろみがあるしっとりした使い心地が乾燥した肌を潤します。
    保湿力に優れたヒト型セラミドを3種類配合しているのが特徴で、美白と乾燥ケアを同時に行いたい方に最適です。
    この化粧水は朝・晩の2回使用できます。

    頬や目元などにできやすいシミ・そばかすなどを集中ケアするなら、下の美容液を使ってみてください。

    コンセートレートHQ110はシミ・そばかすが気になる部分だけに塗るスポット美容液で、夜のみ使用できるタイプ。
    アンプルール独自の安定型ハイドロキノンを高濃度で配合しており、寝ている間にメラニンにアプローチします。

    公式サイトではキャンペーンとしてスポット集中美容液、化粧水、薬用美白美容液、美容乳液ゲル、メイク落とし・洗顔料がセットになったトライアルセットを1,980円で販売しています。
    6,500円相当のセットを初回限定特別価格で購入できるほか、全国どこでも送料無料です。

    本格的な美白ケアをしたいなら、化粧水と美容液をセットでの使用を試してみましょう!

    ハイドロキノンで透明感ある素肌を目指そう

    スキンケア 女性

    ハイドロキノンは、メラニン色素生成の抑制だけでなくできてしまったシミにアプローチできる数少ない美白成分です。
    医師による処方せんが必要な医薬品タイプや処方がいらない化粧品タイプなど、それぞれ特徴や効果に違いがあります。
    医薬品と化粧品の違いを正しく理解して、肌悩みのケアに活かしてみましょう。

    ハイドロキノンは副作用が起きる可能性があるため、使い方をしっかり確認して肌トラブルを防いでください。
    もし赤みや炎症などの異常を感じたら無理に使用を続けず、皮膚科に相談しましょう。
    ハイドロキノンでスキンケアして、くすみのない透明美肌をゲットしてください!

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    元エステティシャン・コスメマニア
    フェイシャルケアとボディスリミングを担当していた元エステティシャンです。
    現場での施術だけでなく、店頭で販売している化粧品をお客様にあわせて提供する仕事もしていました!

    美のプロとしての経験をもとに、人気のコスメや美容グッズの実力をわかりやすく解説。
    肌質や悩みにあわせたコスメ選びをお手伝いします。