日焼け止めのSPF・PAとは?違いから日焼けの仕組みまで

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片桐 まこ

元エステティシャン・コスメマニア
フェイシャルケアとボディスリミングを担当していた元エステティシャンです。
現場での施術だけでなく、店頭で販売している化粧品をお客様にあわせて提供する仕事もしていました!

美のプロとしての経験をもとに、人気のコスメや美容グッズの実力をわかりやすく解説。
肌質や悩みにあわせたコスメ選びをお手伝いします。
    日焼け止め 水着 クリーム

    空から降り注ぐ紫外線から肌を守る日焼け止めには、SPFとPAの2つの数値が記載されています。
    どうして日焼け止めには2つの数値が記載されているのか、違いは何なのかを解説。
    人の肌が焼けてしまう仕組みや紫外線に関する知識も紹介します。

    肌を美しくキープするために、日焼け止めの数値や紫外線が与える肌への影響について学びましょう!

    どうして人は日焼けをするの?

    人は太陽光を浴びると自然に肌が黒くなりますが、日焼けの仕組みを人に詳しく説明できる方は少ないはずです。
    知っているようで知らない日焼けの仕組みをチェックしていきましょう!

    日焼けには「サンバーン」「サンタン」の2種類ある

    日焼け止め 夏

    何気なく日ごろから使っている「日焼け」という言葉ですが、実は2種類あります。
    サンバーンとは紫外線を浴びて肌細胞が火傷してしまっている状態で、表面が赤くヒリヒリするのが特徴です。
    軽度のサンバーンなら自然に火傷状態はおさまりますが、皮膚細胞の損傷が激しいと体液がにじみ出て水ぶくれを起こしてしまいます。
    水ぶくれが続くほどひどい場合は皮膚科を受診して適切な処置を受けましょう。

    もうひとつの日焼けであるサンタンは、紫外線を浴びることによって肌が黒くなる現象です。
    人の肌にはメラニンという色素があり、太陽光を浴びることによって生成されます。
    下の図でメカニズムを説明していきましょう。

    日焼け

    紫外線を浴びると皮膚内部にあるメラノサイトという細胞が反応し、メラニン色素を作り出します。
    作られた色素は細胞の代謝活動によって肌表面に押し出され、結果として肌が黒くなるサンタン現象を引き起こすのです。

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    紫外線に関する基礎知識

    サンバーンやサンタンを引き起こす紫外線は、種類がありそれぞれ肌に与える影響も異なります。
    正しい紫外線対策をはじめるなら、基本知識をしっかり身につけましょう!

    紫外線にはUVA・UVB・UVCの3種類がある

    紫外線 太陽

    紫外線について理解を深めるなら、まずは光の種類を知ることが大切です。
    普段私たちが浴びている紫外線は、細かく見ると3種類に分類できます。

    太陽光にはUVA(紫外線A波)・UVB(紫外線B波)・UVC(紫外線C波)の3種類あり、UVCは地球を覆っているオゾン層ではじかれてしまうため、地表にはほとんど届きません(オゾン層が破壊された場所では悪影響を及ぼす可能性があります)。
    地表に届くのはUVAとUVBで、この2つの光が肌にダメージを与えます。
    それぞれの光がどのような悪影響を与えるのかを確認していきましょう。

    UVAはシワのもとになる

    目元 シワ

    「紫外線は肌を黒くするだけ……」と油断している方は、要注意!
    紫外線の1種であるUVAは肌を黒くするだけでなく肌の弾力を低下させ、シワを作る原因を作ります。
    UVAは下の図のように肌の表面を通り抜け、コラーゲンがある真皮層という部分まで到達するのが大きな特徴です。

    日焼け

    UVAは真皮層に達すると弾力を支えているコラーゲン繊維を破壊し、弾力を低下させてシワの原因を作ります。
    UVAによるシワは紫外線を浴びてすぐに出ず、じわじわと表面化していくのが特徴。
    外出で日差しをたっぷり浴びても翌日にシワはできず、数年経ってから「あれ、私って同年代よりもシワが多い気がする……」と気づくのです。

    UVAのもうひとつの特徴は、UVBと比べて雲や窓ガラスを通り抜けやすいということ。
    「室内にいるから紫外線対策をしなくても大丈夫」「曇りだから日焼け止めは塗らなくてもいいや」と油断していると、肌がどんどん傷ついてしまいます。

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    UVBはサンバーンを引き起こす

    日焼け

    UVAと一緒に地表に届くUVBは、赤く皮膚が炎症するサンバーンを引き起こします。
    UVBは雲や窓ガラスである程度カットできるのが特徴のひとつ。
    晴れの日に比べて曇りや雨の日はUVBが少ないため、肌が赤くなりにくいのです。

    紫外線を浴びて軽度の炎症が起きているときは皮膚表面を冷やし、熱を取るのが正しいケア方法。
    温めたりこすったりするとさらにダメージを受けてしまうため、注意しましょう。

    SPF・PAとは?

    UVAやUVBについての理解が深まったら、本題であるSPFとPAについて学んでいきましょう。
    2つの違いを知れば、正しい日焼け止めの使い方や選び方がわかります!

    SPFはUVBを、PAはUVAをブロックする

    紫外線A波B波の図解

    「どうして日焼け止めには2つの数値が記載されているんだろう……」という疑問は、紫外線の種類がわかっていれば簡単に理解できます。
    上の図の通りサンバーンを引き起こすUVBの影響を遅らせるのがSPFで、シワやシミを作るUVAをブロックするのがPA。
    SPFは1~50+までの数字で表され、一方のPAは4段階のプラス(例:PA+++)で表されています。

    サンバーンを「遅らせる」SPFの効果とは?

    時計

    SPFの効果はUVBにより引き起こされるサンバーンを「遅らせる」というものですが、こういわれてもピンと来ない……という方も多いはず。
    どうしてこのような表現をするのか、それには人の肌がサンバーンを起こすメカニズムが関係しています。

    皮膚細胞はもともと紫外線に対する抵抗力を持っており、日焼け止めをしなくてもある程度の時間ならサンバーンをせずに過ごせます。
    しかし紫外線を浴び続けると肌が限界に達し、サンバーンしてしまうのです。
    この時間のことを専門的に「闘値(いきち)」といいますが、この値を延長するのが日焼け止めの役割。
    例えば、5分間UVBに耐えられる人の肌の場合でSPFの数値について説明します。

    限界時間5分×SPF30=5×30=150分(150分サンバーンをブロックする)

    限界時間が5分の人がSPF30の日焼け止めを塗ると、掛け算をした150分間サンバーンのブロックが可能。
    SPF値が長いほど限界時間を伸ばすことができ、長時間の外出にも対応できるようになります。
    この限界時間ですが、人によって大きく異なるのが特徴なので、あくまでも目安として考え、数値が高いほど延ばせると理解しておきましょう。

    UVAをブロックするPAの効果は?

    太陽 畑

    SPFは限界時間を延ばして紫外線に対する防御力を上げるものですが、それに対してPAは非常にざっくりした値で表示されています。
    日焼け止めなどには4段階で表示されており、PA+が最小値・PA++++が最大値です。
    プラスの数が少なくなるほどUVAをブロックする力が弱く、最大値だとブロックする力が極めて高いとされています。

    UVAは季節ごとに降り注ぐ量が変わるため、気候に応じて数値を選ぶといいでしょう。
    日本では3~9月の紫外線量が冬季(12~2月)の約3倍になるため、この季節に外出する際はPA値が高いものがおすすめです。

    シーンにあわせた日焼け止めの選び方

    紫外線の種類や数値については理解できても、正しい日焼け止めの選び方がイマイチわからない……と感じてしまいますよね。
    紫外線から肌を守るためには、目的にあった数値の日焼け止めを選ぶ必要があります。
    生活スタイルにあわせた日焼け止めの選び方を、シーン別に紹介していきましょう!

    散歩や買い物:SPF20・PA++

    犬 家族 散歩

    1~2時間程度、散歩や買い物で外出するならSPF20・PA++がおすすめです。
    紫外線量が一年のなかでもピークに達する5~9月は、PA+++の日焼け止めを塗って対策してもOK。
    短時間であれば、この程度の紫外線防御力を持つ日焼け止めを使いましょう。

    軽いスポーツやレジャー:SPF30・PA+++

    テニスラケット

    軽めのスポーツや2~3時間程度のレジャーを楽しみたいときは、SPF30・PA+++程度の日焼け止めが適しています。
    蒸し暑い季節は汗をかいて日焼け止めが流れやすいため、適度な塗りなおしが必要です。

    スポーツ中は、タオルで顔や体を拭くと日焼け止めも取れてしまうため注意してください。
    タオルで拭いたら日焼け止めを塗りなおし、紫外線をブロックしましょう。
    汗をかくシーンで紫外線から肌を守るなら、水や皮脂に流れにくいウォータープルーフ処方の日焼け止めを使うのがおすすめです。

    炎天下での活動や塗りなおしができない忙しい日:SPF50・PA++++

    キーボード パソコン

    紫外線量が多い季節にマリンスポーツをする場合や、仕事で忙しくこまめな塗りなおしができない日には、数値が高い日焼け止めが必要です。
    特に注意したいのは、室内でデスクワークをする方。
    現代のオフィスは太陽光が入る開放的な設計になっていることが多く、窓際の席だと紫外線の影響を受けてしまいます。

    数時間おきに塗りなおせるのであればSPF30・PA+++程度でも問題ありませんが、化粧直しがなかなかできないのであれば高い数値の日焼け止めを選んでください。
    ただし、「数値が高いものを使っているから塗りなおさなくてもいいや」と油断するのはNG。
    合間をぬってなるべく日焼け止めを塗りなおし、紫外線によるダメージから肌を守りましょう!

    おすすめ日焼け止め3選

    SPF・PAや紫外線に対する正しい知識を身につけたら、実際にどんな日焼け止めを使えばいいのか気になりますよね。
    ドラッグストアやバラエティストアには数多くの日焼け止めがありますが、種類が多く選ぶのに迷ってしまいがちです。
    どれを使うべきか悩んでしまう方のために、おすすめの日焼け止めを3つ紹介します。

    使い方やシーンにあわせて日焼け止めをチョイスして、紫外線ダメージから肌を守りましょう!

    ①ビオレ UVアクアリッチウォータリー エッセンスタイプ

    • UVカット力:SPF50+/PA++++
    • 内容量:50g
    • 形状:ジェルタイプ
    • その他:ウォータープルーフ処方

    こちらの日焼け止めは、汗や皮脂に流れにくいウォータープルーフ処方。
    ドラッグストアで購入できる庶民派スキンケアブランドのビオレから発売されているもので、ドラッグストアやバラエティストアなどで取り扱いが多い人気製品です。

    ウォータープルーフ処方の日焼け止めにありがちな皮膜感がなく、サラっと伸びてベタつかないのが人気の秘密。
    紫外線から肌をしっかり守りたいシーンで活躍します。
    ウォータープルーフのため、この日焼け止めを使用した日の夜はクレンジングを行ってください。

    ②スキンアクア モイスチャージェル

    スキンアクア モイスチャージェル
    • UVカット力:SPF35/PA+++
    • 内容量:110g
    • 形状:サラっとしたジェル
    • その他:せっけんで落とせる

    「日焼け止めを探していて、せっけんやボディソープで簡単に落とせるものが欲しい」という方におすすめなのがこちら。
    ローと製薬のブランドであるスキンアクアのモイスチャージェルは、クレンジング剤が不要のタイプです。

    水や汗に流れやすいため夏場の使用には向きませんが、紫外線量が比較的少ない冬季や室内での日焼け対策に役立ちます。
    伸びがよく保湿力もあり、乾燥をブロックしながら紫外線をカットしたい方にぴったりです。

    ③トランシーノ 薬用UVパウダー

    トランシーノ 薬用UVパウダー
    • UVカット力:SPF50 /PA++++
    • 内容量:12g
    • 形状:パウダータイプ
    • その他:ウォータープルーフ処方

    「メイクをしているうえから日焼け止めを塗りなおすなんて、面倒……」と感じてついつい紫外線対策を怠りがちな方におすすめなのが、こちらのパウダー。
    スキンケアブランドのトランーノが発売しているフェイスパウダーで、「メイクをしていても簡単に塗りなおしできる!」と多くのファンを獲得しています。

    ほんのりベージュ色がついていて、自然に肌のトーンをアップさせてくれるのも魅力のひとつ。
    トランシーノのパウダーは、肌の炎症を抑える有効成分グリチルリチン酸ステアリルを配合しているのが特徴。
    赤みを伴うニキビや、紫外線による肌の炎症をケアしながら日焼け対策できるのがポイントです。

    【こちらもCHECK】トランシーノ 薬用UVパウダーの使い方動画はこちら

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    SPF・PAを正しく理解して紫外線から肌を守ろう!

    日焼け止め9

    毎日避けることができない紫外線は、肌細胞にダメージを与えてシミやシワの原因を作ってしまいます。
    紫外線のひとつであるUVAは雲やガラスを通過しやすいため、雨や曇りの日でも対策が必要。
    「今日は雨で薄暗いから日焼け止めは塗らなくてもいいや……」と油断すると、肌の老化がどんどん進むため注意してください。

    日焼け止めは生活スタイルや外出時間にあわせたSPF・PA値のものを選び、紫外線をカットしましょう!

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